2009/06

磐梯・吾妻・安達太良

会津磐梯山

福島に仕事の都合ができる気配がしばらく前から出ていたが、
準備が進まなかったことと天気が今一つだったこと、高速道路 1000 円の週末も過ぎた為、
一度は出かけないことで確定したのに、月曜の夜になって急に仕事の都合がつくことに。
Yuki 嬢から連絡が来ると、夜なのに突然急に出かけることになることが最近よくある。
飲みに行くぐらいは良いけど、まさか登山でそうなるとはねぇ・・・

06/02 (火)  八方台登山口 → お花畑 → 磐梯山 → 中ノ湯 → 八方台登山口

06月 02日 (火)     快晴

急に出かけることになったのが、既に 21 時を過ぎてから。
高速道路の深夜割り引きを使うので、零時過ぎ頃に川口 JCT を通過するように用意して
出かけようと思ったけど、流石に急過ぎて準備に時間がかかり、零時を過ぎてから出発。

夜遅いので道路は流石に空いている。
武蔵関を過ぎてからは勘で走ったので、途中で多少分からなくなったところもあったけど、
無事に大泉学園駅を通過して、大泉 IC へ到着し、そこから外環道へ。

外環道を走るのは随分久しぶりだけど、空いていると快適だねえ。
川口 JCT を 1 時前に通過し、無事東北道へ。  これで道迷いの心配から一先ず解放〜♪

東北道は思ったよりトラックが少ない。   いつも中央道を夜中に走ると、
トラックの数がやたら多くて嫌になるけど、今日は少なくて良いぞ〜

一先ず蓮田 SA に寄って、 Yuki 嬢に無事出発した旨をお知らせメール送付。

明日は間違いなく快晴の筈だが、星があまり見えなかったので気になっていたけど、
走っているうちにだんだん上空に星が見え始めてきた。  よしよし、きっと快晴だ〜〜〜

日光宇都宮道路との分岐付近の差しかかると、戦場ヶ原付近の光景が頭に浮かぶ。
ちょうど映画が今週末に封切となるが、ドラマ 「 ハゲタカ 」 の原作本を
現在のめり込んで読書中で、その中に日光戦場ヶ原を舞台にした部分が登場するからだ。
旅に余裕がたくさんあったら、立ち寄っていたかもねぇ〜 ( 笑 )

那須高原 SA でちょっと食事。  自宅で炊いていた御飯が余っていたのでそれを食べる。
流石は深夜 3 時、食堂もガラガラだ。  普段は空席を探すにも苦労するのにねぇ。

那須高原 SA を出発してしばらくすると、何やら前方の方が白っぽい感じがして
何だろうと思っていたら、それはもう夜明けが近付いてきていたのだった。
流石は 6 月、 3:15 頃でもう東側の空が白み始めてきている。 ( 早〜〜い!! )

磐越道に入って、五百川 PA にて降りる IC を確認。

遠くにトラックが 2 〜 3 台見えるだけで、
他に車は全く無し・・・   空き過ぎ。 ( 笑 )

さっきの食事席と同じで、普段なら
駐車スペースを探すのに苦労するのにねぇ・・・

五百川 PA を出ると、ライトを消して走行。   トンネルをいくつか抜けると、
右前方に尖がった感じの山が見えてきたけど、あれが磐梯山かな・・・?
猪苗代磐梯高原 IC で降りるのを止めて、そのまま磐梯河東 IC まで走る。
途中、左側に大きな湖が見えた。    おぉ〜、猪苗代湖じゃぁ〜〜

磐梯河東 IC を降りてしばらく走ると、
正面に磐梯山が綺麗に見えたので
道路を走る車も少ないことから、
道路に車を停めて、写真撮影。

そしてその先のコンビニで食糧を調達。

コンビニから出てくると、私の車を眺めている人がいて、タイヤの気圧が下がっているとか
また何か不調を指摘されるのかなと心配になったけど、話を聞いたら、
車が好きなオジサンで、今はもう販売されていないドマーニが珍しかったのだそうだ。
平成 4 年車だから、あと半年ぐらいすると丸々 17 年ぐらいになるねえ。
( 私がオーナーになってからは、ちょうど 8 年だけど )
車のメンテはあまりしないので、ボディやらワイパーやらはかなりボロくなっている。 ( 笑 )

コンビニを出てしばらく走ると、磐梯山ゴールドラインに入るが、
朝が早いせいか、料金所には人がいなかった。

山道をどんどん登っていると、結構ガソリンが減ってきていた。
( 念の為、途中で給油しておいた方が良かったかな・・・? )

途中に展望台があり、そこから眺めると、
ちょっと霞みがかった猪苗代湖が結構美しい。

磐梯山から眺めたら、もっと綺麗かも〜〜

走っていると、降り坂が多くなってきたので、
もしかして八方台を通り過ぎたのかと心配になったけど、
しばらく先で無事に八方台駐車場に到着。

平日だし早朝だし、車はとっても少ないねえ。

3 時頃に御飯を食べている為、あまり腹は減っておらず、
ここでは準備だけを整えて出発することに。

太陽の姿はまだ見えていないけど、
5 時を回っている為、もう完全に明るい。

5:15 頃に、歩き出しスタート。

歩き始めてしばらくは、
道幅も広く路面も歩き易い穏やかな道が続く。

周囲は緑に囲まれており、
朝日が射し込めば綺麗な感じがする。
こちらは西側なので、まだ太陽は見えない。

穏やかな道を歩いていると、程なく中ノ湯に到着。
すぐ手前からは硫黄の匂いが漂っている。

中ノ湯は建物はあるけど、人の気配は無く、
営業していないみたいだねぇ・・・

やや傾きかけている木道を進むと、その先からはまともな山道に入る。

高山植物の姿はあまり見ないけど、
途中たまにピンクや白の花が咲いている。
何の花かは、全然分からんなぁ〜

昔は結構高山植物の花の名前も覚えていたけど、
最近はすっかり名前が思い出せなくなってしまって、
なんかちょっと悲しい気もする。

基本的には樹林帯の中だけど、
途中でところどころ北側の展望が広がる所があり、
桧原湖なども見え、遠くには雪を纏った山々も見える。

どこの山か分からないけど、
方向的にはどうやら飯豊の山並みのようだね〜

お天気は凄く良いけど、開けている所では風が強くてちょっと寒い感じもする。
服装がちょっと手抜き気味だったけど、大丈夫かな・・・?

時間が早い為、当然すれ違う人もいないし登る人にも遭遇しない。
登山の時間は長くないし、レベル的にも全然問題無いんだけど、
半年以上もまともな山歩きをしていないことや、
徹夜で運転して来たこともあるせいか、何かやたらと疲労感を感じてしまう。

そのうち、弘法清水とお花畑との分岐点に出た。

右手へ進む方が山頂へ向かうには早いけど、
時間も早いし、折角だからお花畑を経由して
行ってみることにしよう。

開けたお花畑らしきエリアはすぐだったけど、
全然花は咲いてないねぇ。
咲いているのは夏なのかな・・・?

正面の尖がりが果たして山頂か・・・?

勾配の無いところは良いけど、
ちょっと登りになると、妙に疲れる。

山頂まではおそらくたいした距離じゃない筈なのに
こんなに疲れを感じるとは、体力低下したねぇ・・・ ( 悲 )

少し登ると、東側からのルートとの分岐点に出た。

予想通り、人の姿は見られず・・・

東側への分岐点を通り、しばらく登ると、
弘法清水小屋と岡部小屋へ出た。

写真の赤い小屋は、弘法清水小屋。
ここって営業しているのかな?

弘法清水小屋の右側には岡部小屋があり、小屋のおじさんが
歯磨きしていて、帰りに寄ってね〜、と声をかけて貰った。

北アルプスなどは登山人口が多いから良いだろうけど、
こういうところでの山小屋の経営って成り立つんだろうか・・・?
まあサブの仕事だろうけど。

ここから先は登り難そうな登山道が続くようだ。

登って行くと、道は狭いけど
咲いている花の量が少し増えてきた。

白っぽい花なので、背景は青い空だと
被写体が映えるから良いね〜〜♪
曇り空の白い背景だと見難くなってしまう。

そろそろ山頂そうな所で道が分かれていたので、
勾配があっても近い方を登ると、
ようやくそこは山頂だった。

ちょっとした岩山の上が一番高くて祠もあったけど、
山頂の道標はちょっと下の所に設置してあった。

誰も人がいなかったので、人が来ないうちに山頂からの展望写真を撮る。

下界の方は多少雲もあるけど、上空は一面の快晴の空模様で、とても良い天気。
ただ風がちょっと強いので、若干寒く感じる。

南東側に見える棚田らしき景色が、結構美しかった。



山頂の祠のところで、記念写真。
う〜ん、ちょっと日ノ丸構図っぽくなってしまった・・・

しばらくすると、私と同じ登山道から人が登って来た。
写真をたくさん撮る時は独占状態が良いけど、
そうでなければ、誰もいないのはちょっと寂しい感じだ。

私はすぐ下で山頂の道標を記念に撮った後、
携帯で撮影し、それを知り合いへのメール送付にトライ。

電波が弱いのかなかなか送付できなかったが、
5 〜 6 回目でようやく送付できた。

山頂付近は風が強くて結構寒く、予想外にレインウェアを着てしまった。
また小腹が空いてきたので、ちょっとプチ食事。
といっても、お菓子とおにぎり一つだけ。

ゴールドラインから見た猪苗代湖は結構綺麗だったけど、
ここから見ると、もう多少霞みがかっているせいか、早朝とは感じがだいぶ違う。

アルプスと違って、やっぱり眼下に広がる街が近いねぇ。

山頂には 1 時間程居て、時刻は 8:15 。    そろそろ下山することに。

下山を始めると急に風が無くなり、だんだん暑くなりそうな気配が・・・
降りになると、普通の朝の時間帯になってきた為、ポツポツと登山者が現われてきた。

岡部小屋の分岐から、今度は左側の道へ降って行く。
お花畑との分岐に出ると、更に左へ進み、樹林の中を降る。

途中、登って来る時に休憩した開けた場所で、再び休憩。
流石に暑いので、レインジャケットはここで脱ぐことに。

眼下には、桧原湖、小野川湖、秋元湖などが見えるが、
何やら異様に緑色の湖 (?) も見える。

予定では五色沼巡りをしようかなと考えているけど、
五色沼はよく見えないねぇ。

遠くに見える飯豊連峰の雪が綺麗だ。

何やら下の方からはガヤガヤした声が聞こえてくるが、
中高年の団体でもいるのかな?

緑の葉に逆光が当たっているので、
紅葉の時と同じく、透過光で撮影してみる。

こういう時は、プラスの露出補正はあまり必要無いと思う。
逆光だからただプラス補正すれば良いというのではなく、
どう補正すれば見せたい部分が綺麗になるのかが問題。

休憩を終えてどんどん降って行くと、
ガヤガヤ声がどんどん大きくなってくる。

中高年の団体登山客かと思っていたら、
なんと中学生ぐらいの学校行事だった。

上から私が降りて来たので、先生の号令により皆さんよけてくれたけど、
これまた随分と長い行列だったねぇ〜、これだけの大人数があの山頂に行くのかぁ・・・
きっとあの広くない山頂エリアには収まりきれないと思うけど。 ( 笑 )

集団のところを通過すると、すぐ下が中ノ湯だったので、今度は寄り道してみた。

建物はだいぶ朽ちていたけど、目の前の池からは
泡がブクブクとお湯が湧き出ている。

ちょっと露天風呂に入ろうかという感じではないけど、
硫黄の臭いはするし、ちょっと手入れすれば、
温泉として使えるんじゃないだろうかね。

中ノ湯から先はだいぶ歩き易い道になるので楽だ。
樹林帯で陽射しもあまり入らないから、暑くなくて良い♪

周囲の緑が美しい部分もあったので、撮りながら
歩いていたけど、途中で脚が痛くなってしまって、
しばらく立ち止まって立ち往生・・・   う〜ん、何でだぁ?

しばらくマッサージしてから、また歩き出す。
脚もちょっと痛いし、それなりに疲れたし、時間も余裕があるわけではないから、
最初に考えていた猫魔ヶ岳への、ついで登山は止めることにして、
当初優先して検討していた、五色沼に時間を取ることにしよう〜〜

少し降るとすぐに道路に出て、
八方台登山口の駐車場に着いた。

出て来た時とは打って変わって、
ずら〜っと車が一杯じゃないか〜〜!!
平日なのに、こんなに人が来るんだねぇ・・・

しかも観光バスらしきものもやってきて、団体客もこれから登るべく体操始めてるし。
もう 10 時だけど、これから磐梯山に登るんだろうか?
陽が長いし今日は天気も崩れないだろうから、あまり問題は無さそうだけど、
登山やるなら、もう少し早い時間に始めた方が良いと思うけど。

移動の準備やトイレなどを済ませて、ここでもおにぎりを一つだけ食べる。
疲れているせいか、まとまった食欲は無いけど、小さな空腹感はあるんだよねぇ〜 ( 笑 )

ゴールドラインを降って、五色沼の入り口を探しながら走っていると、
左側に桧原湖が見えたので、ちょっと寄り道して写真を撮ってみる。
船乗り場のおじさんたちは暇そうだねぇ。  まあ土日でもないし、シーズンでもないしね。

更に走って行くけど、なかなか五色沼の入り口が見えない。
そのうちガソリンスタンドを過ぎてしまい、おかしいなあと思っていると、ようやく発見。
しかしそこは、西側の入り口ではなく、既に東側の入り口だった。
いつの間にか反対側の方まで走って来てしまっていた。

車で奥へ入って行くと、大きな駐車場がありレストランもあって、どう見ても観光地だ。
もう少し、しんみりとした場所なのかと想像していた。
それにしても暑過ぎて、車の中にとても食べ物類は残して出られない感じだ。

試しにちょっとレストランの先へ歩いて行ってみたら、
毘沙門沼が結構綺麗じゃないか〜♪

車に戻って写真機材と歩ける用意をして、
とりあえず行ける所まで行ってみることにした。

毘沙門池の脇は遊歩道が整備されていて、観光客も結構歩いている。
池にはボートに乗っている観光客もいて、長閑な雰囲気だ。

池はなかなか良い色を見せてくれているけど、開けた場所が少なく、
写真に撮ろうとすると、手前の木々の枝葉が邪魔になることが多いのが残念。

道は木道が無くなっても林道として車も走れる程度の道なので、歩くのは全然問題無し。
樹林帯の中で木陰が多いものの、それにしても暑いぞぉ〜〜!!!

時間的に全部は行けないので、
赤池まで来た所で少し休んで戻ることに。

ここのコースは散策には良いと思うけど、
周回型ではないので、車を置いて歩いた場合、
帰りはバスかタクシーで戻らないと
いけなくなるのが、ちょっとだけネックか。

来た道を戻っていると、行きに会ったオバちゃんとすれ違い、声をかけられてしばらく雑談。
日本人ではなく、ヨーロッパから来ている方で、五色沼は大好きなんだそうだ。
東京も多少ご存じだったけど、それは浅草付近の話で、都下はあまり分からないとのこと。
最近はブランドが同じになって、パリも東京も変わらないそうだ。 ( ルイヴィトンとかね )
今週いっぱいはこちらにいるそうで、また五色沼に来るようなことも仰っていた。

途中の分岐で、さっき来なかった方の道へ行ってみたら、随分早く駐車場に着いた。

五色沼を出ると、とりあえず R459 を進みながら、
どっか温泉が無いかなぁと、キョロキョロ・・・

しばらく走っていると、
日帰り入浴の幟が出ていたので、
寄ってみることに。

平日の真昼間なので、当然空いている感じで、実際、浴室は貸し切り状態だった。
しかし、お湯が熱かったねぇ・・・

ロビーでここの祖母ちゃんと少し話したけど、
あまりに長閑過ぎて、やっぱり東京が都会過ぎるのかと思う。

お風呂を済ませると、 R459 の長閑な田舎道をひたすらドライブ。
R115 とぶつかったところで、ガソリンを無事に給油。
ここから先は R115 を、いざ福島市へ。
途中たまに後ろを振り返ると、登って来た磐梯山が綺麗に見えた。

箕輪スキー場の手前では、どれが安達太良山だろうと、
右側の山脈を眺めながら走っていたけど、結局よく分からず・・・

14 時半頃からは福島駅の近くで、 Yuki 嬢とお客さんと一緒にちょっとお仕事。
4 時間ぐらい居たけど、やっぱりまだ明るい。   陽が長いよねぇ・・・

帰りは Yuki 嬢と一緒に、福島西 IC から一路東京へ。
途中で冷房が効いていないことに気付き、またエアコンのガス欠かとガッカリ・・・
しかもワイパーブレードが不調なのか、フロントガラスの汚れが取れなくてちょっと困った。

佐野 SA で食事したら、お互いにちょっと食べ過ぎて、お腹膨れ過ぎ。 ( 笑 )
フロントガラスの汚れは、熱心に掃除したら無事除去出来て良かった。

それにしても行きも帰りも高速道路が空いていて、とても良かった。
早く走れないと、高速道路じゃないからねえ。

大泉 IC で外環道を降りた後、途中で Yuki 嬢を降ろして、その後いつものように勘で
走っていたら、初めての道だったせいか迷子になってしまい、しまったと思ったけど、
うちの近くで、知っている道にすぐに出たので助かった。
まあ大きく外れなければ、何とかなるもんさぁ〜〜♪ ( 笑 )

帰宅後、流石にこの夜は寝付きも良く、深い睡眠が取れて良かった。

東北エリアの山に初めて登れたことも良かったし、
今年も無事に新しい日本百名山に登ることができたことも良かった。

半年以上振りに、一眼レフカメラを使うことが出来たのも良かった。
やっぱり写真を撮るのは、コンパクトより一眼レフの方が良いねぇ〜〜♪♪

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