この夏に初めて 3 日間の山歩きと北アルプスデビューをしたことから、
次は 4 日間そして秋の山歩き、そして何より単独で出かけることを企画。
検討しているのに、天気予報はずっと、雨・雨・雨 ・・・
当初は、土日の休みに水木金をつけて 4 日間+予備日で予定したものの、雨の為延期し、
その 3 日間の休暇を翌週の月火水にずらした。 しかしここでも天気予報は 雨・雨・雨 。
仕方なく休暇を 2 日間ずらして更に水木金としたが、やはり平日には雨マーク。
週末頃にようやく念願の晴れマークが〜〜〜 ・・・ 週末からかよ−! <`〜´>
既に 2 回も休暇をずらしているので、さすがにもうこれが最後と諦めて、
1 日だけずらし、 木金土日月 にて出かけることを確定。
ここまでやって雨ならば、もう仕方が無いと思うことするかぁ・・・
ということで、どうしても行きたいという I さんも同行となって、 2 人で出かけた。
09/30 (水) 千葉 → 新宿 → 中央線 → 松本
10/01 (木) 松本 → 上高地 → 横尾 → 涸沢
10/02 (金) 涸沢 → 横尾 → 蝶ヶ岳 → 蝶ヶ岳ヒュッテ泊
10/03 (土) 蝶ヶ岳ヒュッテ → 常念岳 → 常念小屋泊
10/04 (日) 常念小屋 → 大天井岳 → 燕岳 → 燕山荘泊
10/05 (月) 燕山荘 → 合戦尾根 → 中房温泉 → 松本 → 千葉
夜、新宿から急行アルプス号で松本へ。
松本からは、確か松本電鉄とアルピコバスを乗り継いで向かったと思う。
常念山脈を縦走することが主な目的だったので、歩きは 4 日間で良いのだけど、
金曜頃までは雨マークが残っていたから、稜線上を少しでも晴れにしようと、
木曜は時間潰しとして涸沢という所に立ち寄ることに。
上高地からはガスに包まれて、景色がよく見えない歩きが続く。
小雨が降ったり止んだりで写真も撮れないけど、まあ仕方ないねぇ。
徳沢園でちょっと休んでいると、近くの女性に声をかけられて話をしたら、
その方たちも今日は涸沢までだそうで、しばらくは一緒に歩いた。
アルプスクラスに慣れていないことと、睡眠不足が重なったせいだと思うけど、
S ガレ付近の石畳で、あまりの眠さと疲れから
雨の中座り込んでしまい、しばらく動けなかった記憶がある。
このまま寝たら死ぬんじゃないかと、不安になったのを覚えている。
この日は涸沢ヒュッテに宿泊。
徳沢で一緒だったお姉さんたちはテント泊だったけど、
昨夜の激しい雨は大丈夫だったんだろうか・・・
記念写真を送って欲しいとのことで、
送り先を受け取って、涸沢を後にする。
涸沢からかなり降って来ると、上空に時折り青空が垣間見える。
朝降っていた小雨はもう上がって、合羽は必要なさそうだね〜
横尾からいよいよ常念山脈へと、樹林帯の中を登って行く。
結構勾配があるような気がするけど、危険個所は無い。 途中で休憩して昼飯。
樹林帯の中で気付かなかったけど、知らないうちに上空の天候は急速に回復していた。
樹林帯を抜けると、とても良い天気になっていたので、感動して稜線まで駆け上がってしまう。
稜線で西側を振り返ると、ゲゲゲ−ビックリ〜〜 素晴らしい青空の眺めが広がっていた。
蝶ケ岳 山頂 2677 m
蝶ケ岳ヒュッテへ行く前に、しばし休憩。
素晴らしい〜〜!! 快晴じゃないかぁ〜♪♪
槍穂高連峰や常念山脈の山並みが美しい〜〜 (^o^)/
この日は蝶ヶ岳ヒュッテに宿泊。 ここのご主人は女性の方なんだねえ〜
金曜日だった為混んでなく、宿泊客は 30 人ぐらいだったと思う。
食後に天気予報を見ていたら、明日は全国的に秋晴れに恵まれるそうで、
日本地図がほぼ快晴マーク一色に覆われていて、歓声が上がっていた。 \(^o^)/
夜明け前に外に出て見ると、
穂高付近の町の明かりが綺麗だった。
風が強めだけど、東の空が綺麗に白み始めていた。
槍ヶ岳のモルゲンロートも綺麗だね〜♪
快晴の槍穂高連峰
ヒュッテを後にして常念岳へ向かう。
蝶ヶ岳から槍穂高連峰を眺めると、
雲一つ無い快晴の美しい景色が〜〜!!
蝶ヶ岳と常念岳との間の稜線は
思ったよりもアップダウンが激しい。
地図ではよく分からなかったけど、
累積すると、登り降りのボリュームは結構な量だ。
少しルートを間違え、厳しい岩場に。
三脚担いだままの岩場登りは大変だった。
そのうち、ようやく常念岳山頂に到着〜
常念岳 山頂 2857 m
常念岳からはまたしても急な降り。
ゴロゴロしたコースを降っていくと、下の方に今日泊る常念小屋が見える。
さすが土曜日、今日は結構混んでいるようで、
8 人部屋だったけど、なかなか余裕の無い空間だった。
常念小屋から少し登ると槍ヶ岳方面が見えるが、
晴天だけどちょっと雲が多めだ。
更に登って稜線に出ると、西側の展望が広がる。
穏やかな稜線を歩いて行くと、大天荘があり、
その前を通過すると大天井岳に到着。 ちょっと休憩〜
ここからは、槍ヶ岳の稜線が近くに見える。
大天井岳 山頂 2922 m
大天井岳から燕岳へと向かうと、
這松と花崗岩の独特な景観が広がってくる。
途中で一度違う道に迷い込んだが、
しばらくして気付き、ちゃんと分かる道まで
戻ったところ、どこで間違えたかが解明できた。
燕山荘前の広場にある看板はデカい!
午後はガスに巻かれていて、
もしかして雨が降るかなと思ったけど、
夕方には天気が回復して青空が〜♪
燕山荘に荷物を置いて燕岳へ向かっていたら、
谷間付近で偶然にも、ブロッケン現象を発見〜!!
初めて見たので思わず叫んでしまい、
前を歩いてオバちゃんが、何々〜! って寄って来た。
ブロッケン現象を教えてあげたら、マメにメモされていた。
燕岳 2763 m
燕岳は花崗岩により独特な雰囲気が漂う。
燕山荘から 30 分弱だし展望も良いし、
手頃で楽しい歩きが出来る。
この日は燕山荘に宿泊、随分綺麗な小屋だね〜
食堂も綺麗だったし、食事が結構豪華だったので良かった。
窓側の売店でビールが飲めるけど、やっぱりジョッキは美味いね〜〜♪ ( ^o^ )丿
混んでるのかなと思ったけど、区分けされた空間を割り当てて貰えたので、
問題無く寝ることが出来て良かった。
早朝、東側には遠くまでオレンジ色に染まる雲海が広がっていた。
今日も良いお天気になりそうねぇ〜
今日は合戦尾根を降るだけ。 さすがに風呂に入りたい・・・
下山後、中房温泉で入浴したら、結構お湯が熱かったぞぉ〜〜〜!
誰もいなくて空いてたのは良かった。
松本からは、確かスーパーあずさで帰ったと思う。
初めての 5 日間の山歩きは、天候に恵まれて良かったねぇ。
夏と違って、秋晴れって凄く綺麗に景色が見える。
写真撮るには、なかなか良い季節だ。
計画時は雨続きだったけど、晴れになるまでしつこく延期し、
更に初日に寄り道して時間を稼いだのが、本当に功を奏した結果になった。
休暇を比較的自由に調整できる職場だったのが幸いだったけど、
やっぱりアウトドアには天気が重要なので、
自分をそういうことが可能な状態にしておくかどうかは、とても重要だと思う。