2008/07

北アルプス

乗鞍岳

3000 m 以上のピーク 21 座の制覇まで、あと 2 つ。
以前検討していた計画では、7 月に乗鞍岳に登頂する予定だったが、
どうやら梅雨の合間の晴天がやってきそうな気配だ。
また 7 月から 9 月までは御来光バスが走るので、早朝に山頂に立つことも可能。
ということで、御来光バスが走っている筈の 7 月初日に行ってみることにした。

07/01 (火)  畳平 → 富士見岳 → 乗鞍岳 → 三本滝 → 乗鞍高原散策

前夜、高速道路に入る前に近所の GS に行ってみたら時間が遅くて閉まっていた。
高速道路へ入る為に幹線道路へ出ようとするが、一向に幹線道路の車が流れない。
ちょっと無理して幹線道路へ出たら、原因が分かった。
明日からガソリン価格がまた値上がりする為、
I C のすぐ手前の GS で今日のうちに給油する車が渋滞を作っていたのだ。
どうせこちらも今夜 SA で給油するから、別に下で並ぶ必要もなく中央道へ入る。

夏休みでもなく梅雨明けもしておらず、まして平日の夜なので、当然中央道は空いていた。
双葉 SA で食事と給油を済ませて、一路松本へ。

158 号線を走っていると、このまま沢渡へ行って穂高へでも行きそうな気分だ。
沢渡の手前の分岐から左へ入り、乗鞍高原方面に向かう。
前回の御嶽山の時と違って、今夜はガソリンの心配は無い。 ( 笑 )

しばらく走っていると、ほどなく乗鞍高原付近に到着。
駐車場らしきエリアがあったが、指示版には別の駐車場に停めるよう書いてある。
しかし行ってみてもロープで利用不可となっていた為、最初のでっかい駐車場へ。
奥の方に数台車が停まっているだけで、ガラガラだ。    ま、初日だしねぇ・・・

空は満点の星空で、明日は良いお天気が期待できそう〜〜♪
寝ようとしたけど、外のライトが結構明るくて邪魔。
あまり眠れないうちに、 2:50 頃にセットしたアラームが鳴ってしまった。

07月 01日 (火)     晴れ

御来光バスは 3:40 発の予定。
道路に近い方へ行ってみると、バス会社の人が少しいてバス待ちしている様子。
そのうちバスがやって来たので乗車したけど、乗客は 10 人もいなかった。

真っ暗な中をバスが走って登って行くが、思ったよりも随分狭い道路なんだねぇ・・・
標高が上がるにつれて、東側の空が明るくなってきているのがはっきり分かる。
なかなか素敵なオレンジ色に染まりつつあるじゃないか。
御来光の瞬間に到着しても駄目なんだけど、
ちゃんと撮影準備をするぐらいの時間は余裕を持った到着時間なのかな???

バスは終点の畳平まで行くそうだが、手前に御来光が良く見える所があって
そこで降ろしてくれるそうだったので、そこでとりあえず降りてみることに。

そんなに寒い−! ってほどではないけど、まあ少し冷えた感じはする。
上空にはなにやら雲が多めだけど、東の方は結構綺麗なオレンジ色になっている。
もうしばらくしたら、太陽が顔を出しそうだ。

ここで降りた人は 3 人しかおらず、
他の人たちはそれぞれ、道路を上の方や下の方に降りて行った。
私はとりあえずこの付近で日の出を待って撮影。

朝日が雪に当たると、
ピンク色やオレンジ色に染まって
なかなか美しい。

そういえば雪がある所で、
御来光ってあまり見ないねぇ。


バスで登って来る時に
雪の壁が大きかったので
道路を下の方へ降ってみる。

立山の雪の大谷みたいだ〜
中央にいる自分と比べると、大きさが分かる。

雪渓コースを登ろうとしたら、雪が固くて
とてもアイゼン無しでは無理じゃないか〜〜
今日は軽アイゼンは持って来ていない。

勾配があるので危ないと判断し、
無理しないで道路を歩いて回り道することに。

道路を登ると、大黒岳への道があるが、
進入禁止になっていたので、
寄らずに富士見岳の方へ歩く。

右手には 鶴ヶ池 と ターミナル があるが、
今から行っても仕方ないので、
さっさと山へ行こう。

殆ど人はいなさそうだ。

富士見岳に登ると、結構景色良いね〜
上空に雲が多いのが、イマイチだけど。

天気予報では晴れの筈なんだけどね。
明日の方が無難だったかな・・・

雲が多いといっても、
山並みは綺麗に見ることができる。

空が青くないのは残念だけど、
低い麓に薄くガスがかかって、幻想的。

北側には北アルプスの山並みが広がる。

右奥に槍穂高連峰、
中央左は焼岳。

富士見岳を降りると、道路に出る。

少し進んだ先から右上の方へ上がって行くと、
摩利支天岳で、コロナ観測所もあるけど、
今日は寄らずに乗鞍岳へ。

少し進むと、肩の小屋がある。
朝早いせいか、まだ活動してない雰囲気。

ここで奥の方の建物に
トイレがあったので立ち寄り。

乗鞍岳への登山道は小屋の裏手。

僅かに人が歩いているのが見える。
雪渓が一箇所あるみたいだ。

その雪渓まで来ると、若者二人連れがいた。
一人はアイゼン無しで座ったまま、
這うようにして降って来ている。

アイゼンもストックも無しでは厳しいそうで、
上の岩場を迂回する方が安全との結論に。

岩場を苦労して登った後、
稜線をしばらく登ると、乗鞍岳山頂に到着〜♪

   乗鞍岳    標高 3026 m

南側には前回登った御嶽山がよく見える。

山頂の南西側へ回ってみる。

中央には中央アルプス、
左奥には南アルプスが見えた。

北側は、槍穂高連峰だけでなく、
笠ヶ岳や黒部五郎岳も見えていた。

他の登山者が携帯電話で話していたけど、
私には山の雰囲気を
台無しにしているようにしか思えん。

西の方には、雲海の先に
白山が姿を見せている。

西側は他に目立つ山もなく、
高い山は白山ぐらいだねぇ。

山頂には他に二人ほど登山者がいたが、
しばらく写真を撮ったりしているうちに
降りたようだった。

自分が降りる前に入れ替わりで
一人来たぐらいで、とても空いている。

この先、登った時と同じく、
雪渓ルートを迂回して
岩場を降りて行くが、やっぱり面倒だ。

その先ですれ違う人に、
雪渓部分が厳しいことを話してあげる。

肩の小屋はもう店が開いていたけど、
全然人の気配がないねぇ。

その先の道から下を眺めると、
朝バスを降りた付近が見える。
SKI をしている人たちもいた。

今度は富士見岳へは登らずに、
左の方へ道路を歩いて行く。

平坦な道で勾配もないと、楽だねぇ〜

ターミナルの傍のお花畑は
まだまだ一面雪に覆われていた。

花がたくさん見られるようなら、
ちょっと散策しようかなと思っていたけど、
全然ダメだねえ。

鶴ヶ池の向こうには、
北アルプスの山並みが見え、槍ヶ岳も見える。

1 時間に 1 本しかバスが出ないのに、
時間が迫ってしまい、走ってしまった。
登山の荷物と靴で走るのは、結構しんどいぞ〜

ターミナルも人が少ない。
どっかの取材が登山者にインタビューしていた。

10:10 発のバスに乗ったら、
乗客は私一人しかいないじゃないか・・・
これぞ本当の貸し切りバス。

三本滝の停留所で下車して、
かもしかの径を歩いて、
三本滝を見に行ってみる。

道はちょっと泥濘気味の所が多かった。

三本滝のすぐ手前に橋があり、
そこから沢を眺めてみる。

橋を渡ると、すぐ右手に滝がある。

すぐ先にはちょっとした
広めのスペースもあったが、
ベンチなどは無い。

三本滝は広場のすぐ裏手にあった。
右がナメ滝、左が直下型。
もっと左の遠くにも滝があった。

滝の撮影はスローシャッターで撮ると、
筋のように流れて雰囲気が出るね〜

広場の所でおにぎりを食べていたら、
乗鞍岳手前の雪渓の所で会った
二人の若者と、また会った。

小さくて良いから、ベンチが欲しいねぇ。

三本滝の停留所に戻って後、小リスの径へ
行こうとしたら、木道の架け替えの為に通行止め。
1 時間に 1 本のバスは、さっき行ったばかりじゃないか。

レストハウスで休もうかとしたら、さっきの二人連れと
またまた遭遇。   二人は車で来ていた様子。

バスを待つ時間が勿体無いので、
エコーラインを歩いてみることに。

バスを待って乗って行っても、道路を歩いても
次のポイントに着くのは同じような時間だし、
道路をゆっくり歩くと何か良い景色が見えるかも〜

道路を歩きながら周辺を眺めると、
青い空と深緑の緑が眩しいねえ〜

人工植林らしき真っ直ぐの林も
結構美しく見えたので、撮ってみる。

楽して原生林の小径を行くか迷ったが、
一ノ瀬のメインの散策をしてみようと思い、
女小屋の坂径を降ってみた。

森の中に夏の陽光が差し込み、
緑が映える。

一ノ瀬キャンプ場を通過したけど、
人の姿は見当たらず・・・

営業しているのかしてないのかよく分からないが、
梅雨明け前の平日だからかな?

湿原的な風景の中、木道を歩く。

あざみ池に行こうとしていたのに、
道を間違えたらしく、日本一平に来てしまった。
まあここはここで、良さ気な景色だった。

座望庵の傍の小さな小川。
ちょっとした広場もある。

この後は口笛の径を歩くが、兎に角 暑い!!
あまり人が歩いてないようで、整備されてない感じが・・・

牛留池に着くと、展望台に集団がいたので、
いなくなってから、池を撮ってみる。
やっぱり背景は青空の方が良いねぇ。

背景には乗鞍岳。

池を周った後、ふたりの小径を歩く。

次の行き先は、善五郎の滝。
丸太の階段を降りて行くと、滝は近い。

善五郎の滝は遊歩道から少し離れているが、
水飛沫がたくさん飛んで来るので、
下の方の展望場所へは行かずに、橋から撮影。

ここでは自分一人しかいなかったけど、
たとえ他に客がたくさんいても、
ここは人が邪魔になって滝が撮れないことはない。

でも見ることのできる場所が決まっているので、
滝は同じような写真になってしまうね〜

左の葉が滝に重なってしまった〜〜
もう少し右側に寄って撮れば良かった。

先へ歩いて行くと、ちょっと反対側に
善五郎の滝を見下ろす展望台があるので寄ってみた。

背景に乗鞍岳が見えるのは良いけど、
滝はちょっと小さくなってしまう。
輝度差も結構あるねえ。

観光センターへ向かって、
最後の森林の中の道を歩く。

緑の中は風が心地良い♪

道路に出て少し歩くと、
すぐに観光センターに到着。

お疲れ様でした〜〜〜

平日のせいか、でかい駐車場も車は疎ら。

それにしても麓は良い天気で暑いねえ−!!
山頂はパッとしない天気だったのに・・・

観光センターのすぐ傍にある、
ゆけむり館という温泉に行ってみる。

空いていて、まあ良かった。

帰りは談合坂 SA で食事を済ませて、無事に帰宅。
車のエアコンを直しておいて良かった。

今年目標にしている 3 つの山のうち、これで 2 つが終了。
あとは最後の塩見岳を来月済ませれば、3000 m 以上の 21 座、全て完了だ〜〜
果たして予定通りに行けるかな・・・

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