2013/05

宮崎

大崩山

GW に入ってから、山仲間の Ujiie さんから連絡が来て、大崩山に行きたいとのこと。

そういえば、昨年の今頃も同じような話を聞いていたような気が・・・
季節的にはちょうど良いし、人と一緒に歩くことが
最近はあまりないので、一緒に出掛けてみることに。

深田百名山ではないものの、九州の山の中では結構大変そうな山らしく、
アクセスがちょっと大変な所ではあるけど、一度は行ってみたいなぁ とは思っていた。

ちょうど良いお天気が続くようなので、問題は無さそうだけど、
懸念があるとしたら、鈍り過ぎている自分の体かな〜 と・・・ ( ^_^; )

2013年 05月 03日
( 火曜日 )
熊本
山都町
延岡
祝子川温泉
2013年 05月 04日
( 水曜日 )
祝子川温泉
大崩山登山口

−−−−−−−− 登山開始 −−−−−−−−

大崩山登山口
大崩山荘
湧塚分岐
下湧塚
中湧塚
上湧塚
坊主湧塚分岐
大崩山 山頂
坊主湧塚分岐
坊主尾根
大崩山荘
大崩山登山口

−−−−−−−− 下山完了 −−−−−−−−

大崩山登山口
祝子川温泉
延岡
山都町
熊本


05月 03日 (金)     晴れ

山都町にある道の駅が待ち合わせ場所だったので、お昼頃に支度をして出かけ、
先ずは近くのスーパーで食料品などをお買いもの。

今回は、以前どうしても見つけられなかった途中に通る山の中の道路を、
今度こそ探しながらでも通ってやろうと思っていた。

時間に余裕をもって到着したいことや、買い物にちょっと時間が掛かったこともあって、
少し急いで走り始めたが、自宅から 3 〜 4 Km ぐらいの地点で、
忘れてはいけないものを忘れてしまったことに気付き、慌てて自宅へ U ターン。

それは、シュラフ。
九州に戻ってからは、基本的に日帰りハイキングばかりで、
車中泊はたまにしかしないから、つい忘れてしまった。
しかし今日は無いといけないから、急いで戻って車に積んだ後、再出発。

途中山を越えるエリアへ入り、何度か細い道を迷った所もあったものの、
正解の道を進むことが出来て、一番のポイントだった広くて新しい道を無事に発見〜♪
バイクで走る人達は気持ち良いだろうな〜と思いながら、空いている道路を快適に走り、
その後の山道もクネクネにも拘らず、結構飛ばして走った。

その甲斐あって、合流地点の通潤橋には予定より 10 分程早く到着。
Ujiie さんもちょうど少し前に着いたようで、私が駐車場へ入る寸前に電話が鳴った。
ここで荷物を移動し、 Ujiie さんの車で一緒に 218 号線を延岡方面へ向かう。

GW だからちょっと交通量が多いのかなとも思ったけど、そんなことは全然ないみたい。
わりとスムーズに車は流れているし、時間にも余裕があるので、お気楽ドライブだ。

山都町から宮崎県の高千穂を抜けて、日之影町を進む。
北方からミニ高速道路を走って延岡市内をちょっと通過。

延岡市内のやや北の方から北西方面へ向かって山へ入ることは頭に入れていたけど、
詳細の道は把握していなかった為、適当に北へ走っていたが、ちょうど工事中の所で
祝子川入り口の立て看板を発見。    そこからは山道のドライブが続く。

道路が全て舗装道路だったのは有難かったけど、結構道は細いし、
上から落石でもあったらと思うと、ちょっと怖い感じの所もあった。
わりと奥の方でも民家があってちょっとビックリもする。
途中、横を流れている川にはとても大きな岩がゴロゴロしていて、何だか凄い光景・・・

ようやく、祝子川温泉・美人の湯に到着〜〜♪

温泉施設の建物の下の駐車場に
空きがあったので、そこへ駐車して落ち着くが、
車の横にはテントが張られている所もある。

こんな所にテントを設営して良いのだろうかと思う。
だって他の車が来たら、駐車出来んじゃないか。


通潤橋出発が 15 時で、ここの到着は 17 時半前。

一息ついてから、上にある温泉施設へ行って入浴。
GW で結構混んでいるのかなと思ったけど、思ったほどの混み具合ではなかった。

山奥なので携帯は電波が入らないだろうと思っていたけど、
駐車場でアンテナがフルに立っていたから、ここは十分携帯が繋がるのかと思ったら、
温泉施設の入り口に、 AU 繋がります という案内が貼ってあった。
他のキャリアはどうなんだろう・・・

入浴後は施設内でカレーを食べたら、えらく辛いじゃないか〜〜〜!!
その後は車に戻って、前回同様ミニ宴会状態。

Ujiie さんは最初にストロングゼロを 1 L も飲んでいたせいか、その後日本酒飲んで
結構な酔っ払いになっていた。   私は今日はあまり飲まなかった。

まだ明るいうちは、周囲のオートキャンプ場のようなテント泊の方も賑やかだったが、
私たちが就寝に入った 22 時半頃には、周囲もすっかり静かになっていた。

しかし、ここの標高が街中よりやや高めといっても、
この時期での 3 シーズンオーバー用シュラフは、ちょっと暑い。
夜中に何度か暑さで目を覚ましてしまった。

たまに、まだ夜中なのに、すぐ上の道路を登山口方面へ向かって走って行く車がいる。
登山口にはきちんとした駐車場は無いので、どうしても路駐状態になってしまうから、
早く移動してないと、どんどん登山口から離れてしまいそうだ。

だから私としては今夜のうちに移動しておいて、登山口近くに駐車しておき、
安心してから宴会や睡眠を取りたかったのだけど、却下されたので仕方なかった。
朝早めに移動することにして、再び眠りにつく・・・


05月 04日 (土)     晴れ 一時 曇り

3 時半頃に目覚めた後は、とうとう再び眠ることはなかった。
早い人たちはもう 4 時前から出発して行く。

私は早く移動したかったけど、 Ujiie さんは隣で爆睡中。
まだ時間が早いので起こすわけにもいかず、かといって眠れるわけでもなく・・・

結局、Ujiie さんが起きたのは 04:45 頃で、周囲はもうすっかり明るい。
その後出発の準備だけ軽く済ませて、美人の湯を出発し、細めの山道を登山口へ移動。

狭い山道を 15 〜 20 分ぐらい走って行くと、路駐している車がチラホラ見えてきた。

登山口の近くになると、狭い道路の多くが
路駐場所になっていたものの、
登山口の少し先に置けるスペースがあった。

その後、軽めに朝食を済ませてから、
準備を整えて登山口へと向かう。
GW のせいもあるんだろうけど、
結構あちこちから人が来るんだねぇ〜

大崩山の登山口

集団がいたので、ゲッ〜と思ったけど、
少し間を空けてから私達も登り始める。

何となく、山深い雰囲気・・・

周囲は緑が多くて、
森林浴に良さそうな感じだ。

スタートして間もないうちは
わりと穏やかな歩きなのかと
思っていたけど、
梯子やロープも出てくるんだねぇ。

そのうち少しだけ開けた感じになり、
近くから人の話し声が聞こえてきた。

右側を見ると小屋があり、
地図を眺めると、大崩山荘となっている。

ここのすぐ先に分岐があり、
今日は右側の方へ進む。

どうやら大崩山のコースは、
反時計回りの周回が良いらしいけど、
その理由は何だろう?

まだ沢に沿った下の方なのに
結構歩き難い部分もよく出てくる。

大崩山はコースが大変らしい
印象があったけど、
今頃からこの調子だと、
上の方は一体どうなるんだ・・・?

紫色の花が
ゴソっと咲いているけど、
これは何の花かな???

湧塚分岐点。

山の本で見たけど、三里河原の方は、
沢の景観が美しいようだ。

深緑の綺麗な時に
写真撮りに来ると良さそう〜

分岐点のすぐ先で沢に出た。

ここまでは三脚を担いで歩いて来たけど、
沢にいる人達を見て、この先は両手が
必要だろうなぁと思い、三脚は収納。

何だあれは?
一枚岩を登っている・・・

ゴロゴロした岩場を進むと、
沢の流れのすぐ先に一枚岩があり、
皆さん、一人ずつロープで登っている。

足場は引っ掛かりが無く、
どうやらロープだけで登っている
ようなので、腕が疲れそう・・・

足元を流れる沢の水が、何だか新鮮〜

その後も、ゴツゴツした大きな岩場を
抜けるようにして進んで行く。

やっぱり
楽ちんなコースじゃないようだ。

勾配が緩くて穏やかに
沢に沿って歩く所もあった。

こんな感じだと、楽で良いねぇ〜

と思ったら、なんじゃこりゃ〜〜!!

どうやって通るのかと思ったけど、
そこへ行ってみたら、
そこまで細くて厳しいわけじゃなく、
普通の人ならわりとスッ〜と通れる感じだった。

何だか、探検しているみたいだ。 笑


岩はゴロゴロ、木の幹は倒れているし、森林浴出来るのは良いけど、ちょっと大変な感じ・・・

果たして、こんな山道が今後もずっと続くのかぁ〜〜〜?

森林浴も良いけど、
いつになったら展望が開けるんだろう?

登山地図を眺めてみても、
イマイチ現在地がよく分からん・・・

それにしても、急勾配が多いよねぇ。

腕時計の高度計の変化を眺めても、
やはりそれなりに
大きく高度が変化している。


袖ダキ展望所の分岐点。

左側を見ると、長〜くロープが設置してあり、何だか展望の良い場所に出られそう。

しばらく休んで考えていると、後ろから来たおばちゃんたちは展望所へ登るようだ。
折角だから行ってみようかなとも思ったけど、ここはさっさと大崩山へ向かうことにする。

Ujiie さんとは少し離れてしまっていたけど、待たずに先へ登り始めた。

しばらく登っていたら、
周囲の樹林が少し疎らになってきて
開けた感じになってきた。

陽射しが入るようになってきたので、
晴天の実感が湧くようになった。

上空の展望が開けた所から、
向こうの方に背の高い岩峰が見えるけど、
あんな所を進むんだろうかねぇ・・・

でも、事前情報で見ている
大崩山のイメージは、こんな感じだった。

ちょっと大崩山らしくなってきた感じかな。

本線から少し左へ逸れて登った所に
大きな岩があって、
その上にたくさん桃色の花が咲いている。

ちょっと登り難くて、
どうしようか迷ったものの、
何とか登ってみた。

樹林帯の中ばかり続いていたので、
あまり晴天を感じることがなかったけど、
上空の青空を眺めることが出来て良かった。

正面には先ほどの岩峰が見えており、
左手の谷間を挟んだ向こう側にも、
大きな岩峰の尾根が見えている。

花の写真が撮れたので、そろそろ本線に戻ろうと思って降りようとしたけど、どうしよう・・・

ここの岩場はロープなどが無かったので、登りは勢いで登ることが出来たけど、
降りるのはちょっと難しかった。

少し降って鞍部を歩く。

今度は真上の高い所に
花がたくさん咲いていた。

陽射しも増え、
コースも多少穏やかにはなっていたけど、
やっぱり急な所もそれなりにあって、
梯子やロープが無くなることはなさそうだ。

そろそろちょっと休憩もしたくなってきたけど、
一体どこまで行けば休める所に出るんだろうねぇ・・・

今まで咲いていた花に比べると、
色の濃い花が咲いていた。

後ろにいた人達も、
色が濃いと言って写真を撮っている。

帰宅した後に写真を見て
あれっ、と思ってしまった。

この辺は本線しか歩いた記憶が無く、
こんな所で分岐してあんな長い梯子は
登った覚えが無いんだけど、行ったっけかなぁ・・・?

たぶん、行ってない。

しばらく先で、これまた長い
ロープしかない岩場が登場。

上の方まで登ったら、
ロープから離脱するのにちょっと苦労した。

今日のコース、
三脚抱えながらはちょっと厳しいよねぇ〜

しかしロープの所を登ってしまうと、
ようやく本物の展望が開けた〜〜

おお〜〜〜、眺めが良い♪
たぶん、ここが下湧塚のようだ。

遠くの山並みの景色は
ここに来て初めて眺めた気がする。

向こう側の岩場の上にも
休んでいる人達がいて、
お姉さんの 騒ぎ声? が響いていた。 笑

岩場よりも左側の北側の景色。

中央の山並みの向こう側の
谷間に三里河原があるのかな?

正面岩場の右側には、
深い谷間を挟んで大きな岩峰。

しばらくここで休憩することに。

後から来たおばちゃんが、
立って歩くのが怖いと言って、
四つん這いで這って登って来た。 笑

そのうち、 Ujiie さんが到着〜

ここから西の方を見ると、
またまた突出した岩峰が・・・

あれが中湧塚らしい。

何だか凄い所を通るねぇ〜

岩峰の上の方を見ると、
何やら結構人が沢山いる。

う〜ん、アップダウン激しそう・・・

少し先へ進んだ辺りで振り返ると、
南側の谷間が見えた。

結構、ちゃんと切れ落ちている。

ゴツゴツした所を過ぎながら、
だいぶ中湧塚へ登ってくる。

相変わらず、
ロープがよく出てくる・・・

中湧塚に着いたので、
さっき居た下湧塚の方を眺める。

広い場所が無いので、
ちょっと岩場を登ってみた。

小腹が減っていたので、
Ujiie さんが来るまでの間に
パンとお握りを食べる。

西側には、谷を挟んで上湧塚が見えたが、
突出した岩峰の上に人の姿が見えた。

あんな所へ上がれるのだろうか?

小休止を終えて歩き始めると、
すぐ下の所に、カニの横這い
のような所が出てきた。

ここは一人ずつしか通過出来ないので、
ちょっと待ち時間が発生してしまう。

距離は短いので、あまり問題は無い。

更にその後も、
相変わらずロープでの降下。

本当にアップダウンが多いよねぇ〜

周囲には急に花が増えてきた。

白い花も姿を見せているけど、
同じ花なのかな・・・?

この辺はさっきまでのコースの時より、
花が多いような気がする。

中湧塚からしばらく降ると、
ちょうど鞍部のようで、
勾配はあまり無い。

そのうち登りに差し掛かったが、
勾配は凄く急だし、
木が倒れていたりして、
なかなか激しい感じの登り。

ようやく上湧塚に到着〜〜〜
基部は広くて休憩に適していた。

凄い登り方をされているなぁ〜と
上湧塚の岩峰を見上げていたら、
裏側から回った方がロープがあって
登り易いですよと教えて頂けた。

折角教えて頂いたし荷物も置けるので、
空身で上へ登ってみることにした。

確かに正面から岩場を登るよりは、
こちらから登った方が
楽だろうなぁと思えた。

岩峰の天辺に着くと、
東側以外は展望が良くて、
さっきの中湧塚も少し見えた。

天辺から西側を眺める。

ずっ〜と向こうまで山並みだけど、
右寄りの方は、鹿納山かな・・・?

少し左の方に目をやると、
穏やかな登りの山だけど、
大崩山がどの辺なのかよく分からん・・・

方向的には、こっちのようだけど。

結構風が強くなってきたので、
降ることにする。

基部へ戻ると、人がえらく増えていた。

ザックの所へ戻った時に、
衝撃的な事件が発生〜!!

なんとザックに収納していた
三脚が無い!!!!!

え〜〜〜、何で・・・???

どこか途中で落としたとしか考えられんけど、一体どこで・・・

どうするかちょっと迷ったけど、さすがに軽く紛失では済まない代物なので、
とりあえずある程度の所まで戻って探してみることにして、空身で戻り始めるが、
時間も消費してしまうし空身でもあるので、ついつい速足になってしまう。

しかし改めて感じたけど、中湧塚はすぐ近くに見えているわりには、
なかなかのアップダウンだったんだなぁ〜と・・・

どこで落としたか分からないので、途中で登って来る人達に聞いたりしたけど、
登山道で見た人はいなかった。   登山道に落ちていたら気付くしねぇ・・・

梯子だか岩場だか定かじゃないけど、前向きの形で降りている時に、
何やらザックの方でガシャガシャッ〜 という音が聞こえた記憶があったので、
もしかしたらその時に三脚が浮いてしまって外れてしまったのかも・・・

以前はそういうことを防ぐ為に、三脚の脚の一つをタオルで結んで
外れないようにしていたのだけど、最近は手抜きになっていたので、
そこまでやってなかったのが、裏目に出てしまったようだ。 ( -_-; )

途中で何度か諦めようかなと思ったけど、とりあえず中湧塚まで行ってみることに。

しかし、結局中湧塚まで戻っても、三脚の姿を見ることはなかった。
流石に Ujiie さんを待たせているし、時間的にもあまり余裕も無かったので、
諦めて上湧塚へ戻ることにした。

ちょうど団体が出発したところだったので、すぐにカニの横這いのような箇所で
渋滞に捕まってしまう。   おばちゃんたちがすぐに通過出来ないようだった。

アップダウンが激しい区間だけど、そこは空身なのでやっぱり他者より速く、
たぶん 45 分ぐらいで上湧塚基部へ戻って来た。

ちょっとショックではあったけど、思ったほど深刻な落ち込みではなかった。

買った時は高かったし随分使い込んで愛着もあったけど、もう 18 年ぐらいになるし、
あちこちガタもきていて、もしかしたらそろそろ休ませて欲しいと言っているのを
神様が教えてくれたのかな〜 などと、不思議にそんな気になれた。

三脚の事は諦めて、
上湧塚基部を出発。

基部の傍には、
また花が固まって咲いていた。

ここから先は、今までのような
激しい勾配では無くなって、
歩きはわりと穏やかな感じだ。

坊主尾根への分岐点。

左側の向こうの方から、
団体の声が聞こえていたけど、
もう降りの途中なのかな?

しばらく登って行ったら、
ようやく稜線らしい雰囲気になった。
ちょっと寒々しい感じもするけど・・・

途中ですれ違った人が、
山頂から降りで 20 分ぐらいって言ってたから、
登りだと 30 分ぐらいかなと思いながら進む。

西側方面へ降る登山道の分岐点。

だいぶ登って来た気がするけど、
一体山頂ってどこなんだぁ〜?
山頂らしき景色が見えんけど・・・

勾配は殆ど無くなって来たけど、
本当にこの先に山頂があるんだろうかねぇ?

何だか頂きがあるような感じには
全然見えないけど・・・

しばらく歩いていたら、
ちょっと開けた岩場に出た。

すると、本当の山頂はまだ 10 分程先にあるけど、
実質的にはここが山頂のようなものだと、
近くにいた人が言われていた。

すぐ先にはちょっとした広場があって、
ザックが沢山置いてあったから、
きっと空身で本当の山頂へ
皆さん行ってるんだろうと思う。

というわけで、自分も荷物を置いて
空身でサッと行ってみることに。

10 分よりもう少しかかった気がしたけど、
12 時直前に大崩山の山頂に到着した。

 大崩山  1644 m

山頂はあまり広くなく、展望はイマイチ。
しばらく居て写真を撮ってから、広場へ戻る。

Ujiie さんも後から荷物担いで山頂へ
やって来たけど、私の荷物が広場なので、
広場へ戻ってから軽くランチを済ませる。

広場の方は、だいぶ人が増えていた。

降りも時間掛かりそうなので、
13 時になる少し前に出発。

お昼を過ぎると、
ちょっと雲が多くなってきて、
曇りがちな天気になってきた。

坊主尾根への分岐点。

降りはここから坊主尾根へ。

登山道は、
登りの時よりはマシに感じるけど、
歩き易いかと言われれば、
相変わらずそうでもなく・・・

しばらく降っていると、
だんだん花が増えてきた。

先を歩いていた Ujiie さんが、
やたら花が綺麗だと騒いでいる。

青空が背景だと、
もっと映えたのにねぇ〜〜

ずっと左側の展望がイマイチだったけど、
たまに開けた所があったので、
花と一緒に中湧塚を撮ってみる。

やっぱり背景には青が欲しい・・・

少し先へ行ったら、
広くてドカーンと開けている所があった。

向こうに見えているのは、
午前中通過していた、
下湧塚や中湧塚だねぇ〜

少し左の方には、
上湧塚と中湧塚が見える。

ここは珍しく、
よく開けた展望台だった。

下へ降りて行くと、
小積ダキの分岐点があった。

後から来た人達は皆さん上へ行かれていた。

Ujiie さんも上へ行かれたので、
私はしばらく休んでいたけど、
先に降りることして、一人で出発。

またまたロープを使って
降って行く所だが、
勾配がきつくなかったので、
大したことはなかった。

更に先では、再びロープで降りた後に、
今度は長いカニの横這いの所が待っていた。

離れた所から眺めていると、
大したことなさそうに見えたけど、移動してみると、
結構下は急だし、手を離したらアウトだねぇ、ここ・・・

ちょっとここは慎重になって移動する。

無事に渡り切った所から振り返ると
こんな感じだけど、
鎖が整備してないと厳しいねぇ〜

すぐ右の先には大きな岩峰。

たぶん、さっきパスした
小積ダキだと思うけど、
上の方に結構人がいた。

この先もなかなか急勾配で、
垂直に近い感じの梯子が続く。

写真は、ほぼ真下を
見下しているところ。

更に梯子は続く・・・

よくぞ整備されている。

じゃないと、なかなか歩けんよねぇ。

大きな岩場が続き、
少し先を行っている人が見えたけど、
結構下の方に小さく見える。

何だかえらいルートやなぁ〜 と思う。
・・・はぁ〜〜

歩けなくはないだろうけど、
落ちたら洒落にならないので、
ロープを確実に掴みながら
低姿勢で進む。

上の方からは下が見えないので、
ちょっと緊張しながら
前の人が降り切るまで、しばらく待機。

降り始めるとほぼ垂直で、途中までは梯子、
その下はロープのみで、足掛かりは殆ど無し。

ここは、アスレチック会場か・・・

今度は狭い岩場の間を珍しく登り。

前を進んでいたお姉さんが
わりとすんなり上がっていたので、
大したことないと思っていたのに、
登ってみたら、予想外に途中で立ち往生。

上半分に足掛かりが無くて、
どうやって登るんだぁ〜? と
しばらく考え込んだけど、結局分からず
力技で無理やり這い上がってしまった。

ようやく登り切ると、
すぐ先で皆さん休憩されていたので、
横を通過して先へ行こうとすると、
今度は切れ落ちた岩肌の横にプレートのみ・・・

横にワイヤーが張ってあるけど、
なかなかスリリング〜〜  ( ^_^; )

狭くてゴチャゴチャした登山道が続き、
容赦無く垂直梯子が現れる。

いい加減、何も考えず能天気に
歩きたいと思うようになってきた。

だいぶ降りてきて
周囲が樹林帯の景観になってきた所で、
何やら渋滞している様子・・・

きっとまた難所が出てきて
皆さん待っているんだろう。

ここぞとばかりに、小休憩〜〜

自分の番がやってきたので
下を覗き込んでみたら、
途中まで梯子が見えるけど、
そこから横へ避けて行くようだ。

実際に降りてみたら、
梯子はそこで切れていた。

そのうち完全に樹林帯の中となった。

梯子や鎖は無くなってきたようで、
勾配もまあまあな感じになってきた。

途中、林道への分岐点があったが、
とりあえず、大崩山荘方面に
そのまま降って行くことにする。

登山道はだいぶ落ち着いてきた感じで、
勾配も急な所は殆ど無くなってきた。

午後ちょっと曇っていた感じがあったけど、
夕方近くになってきて、また陽射しも復活。

他の人たちは林道方面へ
降って行ったのかなと思っていたが、
遠くに小さく声が聞こえるので、
たぶんこちらへ降りて来ているんだろう。

降っているうちにだんだん沢の音が
聞こえてくるようになったが、
ようやく水の流れが見えるぐらいの
所まで降りて来た。

沢が流れているんだから、
かなり標高が下がっただろうと思う。

しばらく沢に沿って歩くようになり、
完全に森林浴状態〜〜♪♪

水量は多くないねぇ。

しばらく歩いたら、先に河原が見えて、
人の姿もチラホラ見えている。

先に行った人が進んでいた所を
同じように歩いて行き、
広い所へ出てちょっと一休み。

沢を渡るのに若干悩む場所があったが、
よく探して渡ったら
3 歩で向こう岸まで行けた。

でも、後から来る人達を見ていたら、
皆さん距離も長くて
靴が水に浸かる所を渡っていた。

水は透明で、凄く綺麗〜〜〜

小腹が減っていたので、
ちょっとパンを食べて休憩していると、
そのうち Ujiie さんが追い付いて来た。

その後、河原の先を山側へ上がると、
すぐ先に見覚えのある山荘が・・・

朝、分岐点で別れた大崩山荘だった。

ようやく完全に元の道に戻ったので、
何だかちょっと一安心〜〜

その後は、明るめの樹林帯の中を歩いて行く。

登山口に到着したのは、
16 時をちょっと過ぎた頃で、
山頂からの降りは、03:10 ぐらい。

ちょっと長めだったけど、
やっと下山が完了して良かった〜♪

登山口付近に駐車していた車の数も、
半分ぐらいに減っているようだ。

道路を 1 〜 2 分ぐらい歩いて
自分たちの車に戻り、
そのまますぐに車で温泉へ Go〜

祝子川温泉に着くと、水分不足なので自販機でポカリを買って飲み、それから入浴。

最初は、昨日に比べてあまり変わらないぐらいの混み方だったけど、
そのうちだんだん混雑してきた。

17 時半前に温泉を出発し、 218 号線を熊本県へ向けて走るが、
何だかビックリするぐらい道路が空いていて、かなり快適な走り。

02:15 ぐらいで通潤橋へ到着し、荷物を入れ替えてから各自帰路へ。
昨日は細いグネグネの山道を近道して来たけど、今日はもう暗いので、
山を回り込むルートだけど御船経由。    帰宅はちょうど 21 時前頃。

予想通り、次の日には脚が筋肉痛なり、今回は腕などもちょっと痛くなった。
梯子だのロープだのに頼る部分が、あんなに多かったからねぇ〜

私は、しばらく山歩きはいいや〜 って感想で、ちょうどこの後は夏ぐらいまで
たぶん時間が取れなくて行けないだろうから、ちょうど良い感じだけど、
Ujiie さんは、今日のコースがかなり充実していたらしく、大変お気に召した様子。
通いそうだって言ってたけど、いや〜〜 私は良いよ。  笑  ( ^_^; )

inserted by FC2 system