2000/08

北アルプス

白馬三山

08/05 (土)  栂池 RW → 白馬乗鞍岳 → 白馬岳 → 白馬山荘
08/06 (日)  白馬山荘 → 白馬鑓ヶ岳 → 白馬杓子岳 → 白馬鑓温泉 → 猿倉
08/07 (日)  猿倉 → JR 信濃大町駅 → 千葉

08月 05日 (土)     快晴 後ち 雷雨 後ち 晴れ

白馬乗鞍岳山頂 ( 2437m )

栂池のRWで上がって来る頃は
素晴らしく良いお天気だったのだが、
白馬乗鞍岳付近に来る頃には、
すっかりガスの中となっていた。

白馬乗鞍岳山頂 ( 2437m )

雷鳥坂から小蓮華山へと稜線を進む

白馬大池山荘のすぐ先の雷鳥坂で、
おばさんが転んで怪我したようで、
山荘の人たちに担架で運ばれていた。

国の特別天然記念物 雷鳥  この時は5羽

小蓮華山の手前付近では、
運良く雷鳥の親子に遭遇する。

小蓮華山で昼飯を食べる頃には、
いよいよ取り巻きのガスが濃くなり、
そろそろヤバそうな雰囲気だ。

案の定、小蓮華山を出発してすぐに雨が降り出し、なんとこれが実は雷雨。
そう、私たちは雷雲の中・・・・・   光と共に雷鳴が轟く度に地面に伏せる。

三国境付近で雷雨がひどくなり、しばらく進んだ所で、近くから声をかけてもらい、
20人ぐらいの人たちがタープの下に避難している中に入れてもらった。

しばらく待っていると雷雨の峠が過ぎ、
白馬岳山頂を通過する頃にはすっかり小雨になっていた。

8月上旬だというのに寒さで手が悴み、
山荘の受付の記入が思うように出来なかったことが印象的だ。

天気が良くないので写真を撮るわけにもいかず、とりあえず一杯やるかということになる。
ホテルかと思うようなゴージャスな施設スカイプラザ
( とても山小屋の施設とは思えん! )で、宴会が始まった。

実は本日の三人、結構飲み好きなのだ。
いつも会社帰りによく飲んでいた為、ついついここが3000mクラスの
山の上ということも忘れ、街中の居酒屋状態となっていた。

殆ど居酒屋状態。  酒の空き瓶やグラスが山のよう・・・

私たちのテーブルの上には、
ビールや日本酒の空き瓶が
ゴロゴロと転がっており、
隣の席にいた人たちに、
凄いですねえ・・・ と呆れられてしまう。

白馬岳山頂直下。  雷雨の後は良いお天気!

そのうち外の天候も回復し、
ガスが取れて陽射しが戻ってきていたので、
写真を撮りに山頂に行くことにした。

ところがいつまでたっても土肥ちゃんが来ないので、
仕方なく今坂さんといっしょに山頂へ行き、寛ぐのだった。

後で聞いたら、誰かに登山靴を間違われて持っていかれ、
外に出られなかったのだそうだ。

08月 06日 (日)     快晴 後ち 雨

剱岳のモルゲンロート。  結構綺麗に焼けていた。

翌朝はとても素晴らしい快晴のお天気となり、
快適な山歩きとなった。

ちなみに行方不明だった靴は、
間違えた人が気付いたらしく、
あとで戻ってきたそうである。

杓子岳山頂。  後方は白馬岳。

初日は雷雨で大変だったが、
本来の3000mクラスの
快適な空気や景色を
楽しむことができて良かった。

鑓ヶ岳山頂。  稜線の向こうには鹿島槍ヶ岳。

連れの二人はまともに登山をしていない為、
雨で辛いだけの歩きになったら
申しわけないなあと思っていたから、
本当に良かった。 

鑓温泉横の沢には豊富に雪渓が残る。

白馬杓子岳と白馬鑓ヶ岳を歩き、
鑓温泉へと下山する。

予定では鑓温泉に泊まるか明確にしていなかったが、
時間的に早かったし、下山してきちんと
施設の整った宿に泊まる方が良いということで、
しばらく休んだ後、そのまま鑓温泉を後にした。

鑓温泉付近にはまだたくさん雪渓が残っている。
しばらく雪渓歩きをした後は展望の無い山道が続く。

そのうち上空ではゴロゴロという音がよく聞こえるようになり、ついには雨も降ってきた。
慣れない二人には長時間の雨の中の下山となり、ちょっと大変だったかもしれないけど、
16時頃には無事に猿倉に到着することが出来た。

宿泊所は決めてなかったが、タクシーの運転手さんに
紹介してもらって、この日は八方の宿に泊まった。

やはり下山後の温泉と夕食とふんわり布団は、とても気持ちが良い。
普通なら下山したその足で帰らないといけないのだが、
降りてそのまま温泉宿泊というのは、実に快適だ。
くせになりそうだな〜と思った3日間だった。

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