2011/10

くじゅう

大船山

前回くじゅうへ出かけてまだ 2 週間も経たないものの、
紅葉が綺麗という人が多いので、ちょうど時期だし、出かけることにした。

当初は月曜火曜が晴天予想だったが、ちょうど月曜火曜が出張となってしまって
タイミング悪いよなぁ〜と思っていたら、晴天がずれ込み水曜も晴天予想じゃないか〜

出張と登山の両方の用意をして月曜日に佐賀へ出かけ、仕事が終わった火曜の夜、
同僚は熊本方面へ、私は大分方面へと別れ、本当にくじゅうへ行くことに。

出張の帰りだし天気もどうなるか分からないから、本当に行くことになるのか
やや曖昧だったものの、鳥栖 JCT を大分方面へ進んで、くじゅう行きが確定。 ( ^^ )v

2011年 10月 18日
( 火曜日 )
佐賀 IC 〜 九重 IC
四季彩ロード
男池 ( 車中泊 )
2011年 10月 19日
( 水曜日 )
−−−−−−−− 登山開始 −−−−−−−−

男池
ソババッケ
大戸越
北大船山
段原
大船山
段原
風穴
奥ゼリ
ソババッケ
男池
男池ノ滝

−−−−−−−− 下山完了 −−−−−−−−

男池駐車場
長者原
やまなみハイウェイ
ミルクロード
熊本


10月 18日 (火)     快晴

大分自動車道の途中で山田 SA に寄り道したら、広い駐車場にトラックが 1 台だけ。
トイレの後、サービスコーナーへ行ってみたら、営業時間が 22 時までだった。
( そりゃ〜、人がいないわなぁ  苦笑 )

食料などが何も買えなかったので、次の玖珠 SA に寄ってみると、
ここにはコンビニがあったので、朝食分を買った後、車内で着替えと多少の荷物の整理。
普段は自宅を出発の際に出来ているので、途中でやるのは随分久しぶり。

九重 IC で降りてそのまま九酔への道を走ろうと思ったら、入り口の所で通行止め。
道路工事の為に夜間は通行止めになっていた。
工事の看板には、四季彩ロードを迂回するよう書いてあったので、
詳細地図は無かったものの、大雑把な地図と共にそちらへ行ってみる。

車にナビを搭載していないので、たぶんここだなぁ という所から山側へ入って行く。
細かい山道かなと思っていたら、意外にも広くて走り易い道じゃないか〜
途中に信号も無く、車も殆ど走っていない時間帯で、とても快適な走りだ。
途中にちょくちょく筋湯への標識も出て来るので、迷う可能性は低そうだ。

途中の分岐点で、停車して地図を確認することがあったものの、
今回は間違うことなく、計画通りのコースで飯田高原から吉部を通り、男池へ向かう。

男池の駐車場に着くと、駐車している車は 1 台だけだった。

車を止めて寝ようとすると、片方は月明かり、もう片方は街灯で明るい〜〜
窓に服などを当てて少しでも暗くなるようにしてから、シュラフで就寝。


10月 19日 (水)     晴れ

目が覚めるとちょうど 6 時頃で、周囲はまだちょっと薄暗い感じ。

しかし隣の車ではもう準備が始まっているようで、ガタガタと音もしているし、
覗いてみると、何やらヘッドランプの明かりも見える。

しばらくシュラフの中でウダウダした後、起きて外に出てみると、
他の車でもヘッドランプを点けて、準備している人がいた。

そろそろ準備するかぁ〜 ということで、
道路を挟んですぐ向かい側にあるトイレへ行き、
ついでに洗面も済ませる。

もう秋のせいか、
水道の水が結構冷たい。

トイレの目の前にある
登山口に近い方の駐車場。

紅葉期とはいえ水曜だし、
まだ朝も早いせいか、
殆ど車も無いねぇ〜

その東側にある、
一段高い場所の隣の駐車場。

こちらに至っては、
車は 1 台しか停まっていなかった。

用意が出来たのは、 7 時ちょっと前。

登山口までは少し道路を歩く。
と言っても、 200 m ぐらいか。

駐車場付近は完全に曇り空だけど、
平治岳の方を見ると、
上の方には陽が当たっている様子。

上だけ晴れているのか、
それとも今だけ晴天なのか・・・

少し道路を歩いて来ると、
南側に男池の登山口がある。

山の環境保全の為に、
お金を払うことになっているようだ。

下山時に払うつもりで、先へ急ぐ。

入って行くと、すぐに沢に出た。
水は綺麗みたいだねぇ〜

橋を渡った所の標識には山へは右となっていたので、
そのまま右へと歩いて行く。

下山して来た時に、体力や時間に余裕があったら、
左側の男池の散策コースにも寄ってみようかな・・・

しばらくは、快適で歩き易い森林の中の道が続く。

道もハッキリしているし、勾配も殆ど無い。

前回の黒岳の登山道とは大違いだ。 ( 笑 )

そのうち道に岩がだんだん現れ始め、
木の幹やら根っこやらも
登山道に増えてくる。

しかし勾配があまり無いので、
涼しい朝に歩くには、なかなか良い感じ。

牛の放牧中の看板が出てきた。

この辺りって、牛を放牧しているのか?

もしかして牛に遇うんだろうかねぇ・・・

すぐ先に、かくし水 があった。

チョロチョロと水が流れ出しているが、
飲むと美味いのかな?

一先ずここは、このまま通過。

この辺りから先は、しばらくやや歩き難い道が続く。

木の幹や根っこが地面に露出している所が多い。

登山地図では、勾配も緩そうだし目安時間も短めだったので、
結構歩き易い道が続くのかというイメージだったけど、
意外とそうでもない感じがする。

陽射しがあれば緑も綺麗だろうけど、曇りなので立ち止まって
周囲を見渡しても写真撮るには、ちょっと物足りない気がした。

登り坂を登り詰めると、
何やら今度は急に降っている様子。

先に広場のような所も見えるし、
人の声も聞こえたので、
もしかしてソババッケなのか・・・


降り坂を降りて行くと、やっぱりソババッケだった。

広い場所と聞いていたけど、自分の想像と比べるとやや狭い感じ。
雑誌の写真と実際に肉眼で見た感じとは、やはりちょっと違うもんだねぇ。

先に休憩されていた 2 人連れの方たちと少し話した後、
今度は後からやって来た人とも少し話して、休憩を取った。

地図ではここから 3 分岐しているので、
休憩した後、平治岳の方へ歩いてみたら、すぐに道がおかしくなった。

どうみてもまともな道ではなさそうなので、あれぇ・・・ と思ってすぐに引き返す。
( 引き返すと言っても、15 m ぐらいしか来てないから、戻るの簡単だけど )

おかしいなぁと思いながら、
南の方の道を少し歩いてみると、
こちらに 3 分岐があるじゃないか〜!

こういうちょっとした地図のミスでも
間違いや遭難の原因を作り出すんだから、
こういう部分は正確でないと駄目だと思う。

大戸越へのルートへ入り、
しばらく登って行くと、
結構大きな岩場やゴツゴツした
感じの道が多かった。

苔も多いねぇ〜

出張の後でちょっと疲れ気味なのか、
何だか少し足取りが重いような気も・・・
なんか途中途中での休憩が多かったと思う。

ソババッケで話したオジサンが
谷間ルートではなく、こちらのルートを
先に歩かれているのが見えた。

だいぶ登って来ると、
周囲の緑の雰囲気が変わってきた。

大きな岩は無くなってきたけど、
ゴロゴロした道で歩き難いのは変わらず・・・

やはり、今日は曇りなのかねぇ〜

しばらく行くと、急に地面が
紅葉の葉で覆い尽くされていた。

上の方は結構紅葉しているんだろうか?

ずっと周囲が緑だったので、
ちょっと秋らしくて新鮮な感じ〜 ( ^<^ )

少し登って行ったら、
急に空が青空に変わり、
紅葉に朝日が当たってきた♪♪

やっぱり紅葉は、
陽光を浴びてないと映えないね〜

奥ゼリからの 3 分岐地点。

前回は風穴側から登って来たけど
今日は男池・ソババッケ側から。

前回歩いているので、
大戸越が近いことは分かっていて
精神的にとても楽〜♪♪

天気も良くなってきたみたいだ。

樹林帯を抜けて、大戸越に到着〜

三俣山の方は快晴じゃないか!!!

雲が全く無いし、男池から登って来るまでの
あの曇り空は一体何だったのかって感じ。

ちょうど大船山平治岳のラインへ
東側からガスが湧き上がり、
晴天の境目になっていたのだった。

かなりの汗でTシャツがズブ濡れなので、
休憩中にフリースを脱ぐが、
風が凄く冷たいので困ってしまう。

先を歩いていたオジサンとしばらく会話。

ここから大船山への道は歩き難いそうだ。

平治岳はガスで見えたり隠れたりの繰り返し。
大船山の方は果たしてどうなんだろう?
中岳や三俣山の方は快晴なのにねぇ・・・

オジサンは先に大船山の方へ歩いていかれた。

私もしばらくして落ち着いてから大船山へのルートへ入って行くが、
すぐに歩き難いと言われていた意味が分かってきた。


紅葉はあまり目にしなかったものの、所々で赤く色づいている葉が姿を見せていた。

やっぱり紅葉は背景が青でないと、映えないよねぇ〜

コンパクトデジカメには PL フィルタを着けていない為、色がクッキリと出ない。
紅葉撮影には PL フィルタはあった方が良いと思う。 ( 自分の好みだけどね〜 )

上空は青空になってきているが、
北大船山の方は、東側から吹き上げる
ガスによって見えたり見えなかったり。

またちょうど逆光なので、
前が見え難くて、ちょっと困る〜

道は狭い溝のような感じだし、
両側からミヤマキリシマの硬い枝が
沢山出ている所が多い為、歩き難い。

長袖を着てないと、
手や腕を結構やられてしまう。

ミヤマキリシマの時期は花の中だから
それなりに良いのかと最初思ったけど、
例え周囲が沢山のピンクだとしても、
この枝たちは歩くのに邪魔だよ〜 ( ^_^; )

少し開けた所に出たので、
西側の山々を眺めるけど、
向こうは快晴で良いねぇ。

果たして大船山はどうなんだろう・・・
一応紅葉を見に来ているわけだから、
ガスで見えなかったらアカンじゃないか。

後ろを振り返ると、相変わらず平治岳には
ガスがかかっていて、山の姿は見えない。

それにしても、他は綺麗に見えているのに、
見事に平治岳のみが隠れている。

しばらく登って行くと、
ようやく稜線が見える場所に出て、
向こうに大船山の姿も見えた。

とりあえず大船山には
ガスはかかっていないようで良かった〜

稜線に出て大船山や北大船山が見えたので
スタスタと狭い道を進んで行く。

見たところ、あまり上の方も
紅葉はしていないように見えるけど、
大船山の山頂や御池付近はどうだろう・・・

そんなことを考えながら、狭くて足元の見え難い道を歩いて行く。

両側から草や枝などが沢山出ていて足元がハッキリ見えていない為、
こういう時はちょっと注意しないとなぁ・・・  などと思っていた矢先に、事件は起きた。

フッと体が宙に浮いた感じがして、急に時の流れがスローになった気がした。

しかし次の瞬間、体が前に倒れ込み、何やら脚に痛みを感じるのと同時に、
起きようとして体を動かそうとしても、なかなか体が動かない。
脚が痛いのと、荷物がやや重めなのに前のめりに倒れていた為だった。

あ〜〜、なんかヤバいなぁ・・・   と思いながら、しばらく痛みに耐え、
ようやく体を起こして立ち上がってみるが、何やら左膝が痛い。

登山中に転んだりして怪我することはかなりマズイことで、
避けないといけないのに、やってしまった〜〜〜  と思い、まだ下山があるのに、
果たしてこの後ちゃんと歩けるのだろうかという心配が頭を過る。

しばらくすると、何だか周囲の景色が少しボヤけていることに気付き、
顔を触ってみると、メガネが無いことが発覚!!   マズイじゃないか〜〜〜

焦って地面を見渡すと、すぐ近くの笹の所にメガネが飛んでいた。

こういう事故って運が悪いと起こってしまうのだけど、
ちょっと打ち処が悪かったり、メガネを紛失したりするだけで、
その後の状況がえらく困ることになってしまう。

膝はちょっと痛いものの、一応荷物担いだ状態で歩くことは可能だし、
それ以外には特にこれという問題は無さそうなので、一先ず良かった。

すぐ先が北大船山の山頂だったので、
写真撮影を兼ねて、少し休憩。

北大船山 山頂  1706 m

大船山の方からは人の声が聞こえてくる。

たぶん、段原の分岐に人がいるのだろう。

大船山の向こう側には、
随分ハッキリした雲海が見える。

山頂から少し降るとすぐに段原の分岐点に着くが、止まらずそのまま通過。

平坦な道をしばらく歩き、岩がゴロゴロ出てくる登り坂を登って行く。

既に降って来る人たちと何人か擦れ違いながら岩場を登って行くと、
ようやく山頂に到着する。   前に来ているから、今回は長くは感じなかった。


山頂に着いたのは、 10:20 頃。

平日だけど紅葉期なので、
前回に比べると人が多い。

今日は随分ハッキリした
雲海が東側と南側に広がっている。

前回も東側と南側には雲海が
広がっていたけど、前回は今日のように
モクモクした感じではなく、
穏やかで凹凸の無い雲海だった。

南側の紅葉。
太陽と雲海のせいで、輝度差が・・・ ( >_< )

今日は雲海に隠れてしまって、
由布岳も黒岳も全然見えないねぇ。

紅葉が綺麗ということで、
結構黒岳へ行った人も多かっただろうに、
雲海の中では紅葉も映えないし、
山肌全体も見えないのではないだろうか。

背景の雲海の露出を飛ばして
紅葉に基準を合わせて撮ってみるが、
どうも見た感じ、鮮やかさに欠ける・・・

紅葉の基準が涸沢になってしまっている自分には、
大抵どこ行ってもパッと感じないのはしょうがないけど、
それを差し引いても、やっぱり色はイマイチだ。

山頂では、まだ早かったという声や、
先週がピークだったという声もあり、
いつが良かったのかは、よく分からず。

でも紅葉がクスんでいるという声は
多く聞かれ、自分もそう思った。

三俣山も紅葉が綺麗らしいけど、
今年はどうだったんだろう?

ここから眺めている限りでは、
あまり紅葉しているように見えないけど・・・

こちらは草木が多いエリアだけど、
向こう側の中岳や久住山の方は、
ガレ場が多くて紅葉向きじゃないようだ。

結局、こちらもガスに巻かれることは無く、
ずっと良い景色が眺められる状態で良かった。

撮影が落ち着いたので、昼食を食べることにして湯を沸かす。

α米で御飯を作る予定だったけど、朝食だったサンドイッチと
コンビニ寿司を食べずに登頂したので、味噌汁分だけ湯を沸かす。
とろろ昆布を入れようと思ったら、忘れて来てしまっていた。

隣の人、見たことあるような・・・ と思っていたら、声をかけられた。
熊本の山用品店 ( シェルパ ) の方だった。 ( あ−、やっぱり〜 )
たまにしか行ったことなかったのに、なぜか覚えて頂いていた。

大船山 山頂  1786 m

背景をもう少し多めに入れたいのだけど、
ここは山頂標識が一番高い所にある為、
カメラ位置がなかなか高く出来ない。 ( >_< )

脚がちょっと痛いけど、ずっとここに
居るわけにもいかないので、下山を始める。

やっぱり降りはゆっくりになってしまう。
ちょっと時間は多めにかかるかもしれないけど、
自力歩行出来るのだから、良しとしよう。

段原の手前に避難小屋があるので、
ちょっと寄り道してみる。

建物は頑丈そうだけど・・・

中を覗いてみると、結構荒れた感じ。

遭難時は仕方ないけど、
普段利用したいとは思えん・・・

段原から見た大船山。

登りの時より太陽の位置がマシになり、
手前の紅葉も少しマシに見えるようになった。

段原から御鉢の周りを回り込んで、
ちょうど反対側付近まで来た。

御鉢の内側も少し色付いている
ぐらいの感じかねぇ・・・

綺麗に色付いている木々は殆ど無く、
たま〜に赤くなっている葉が
見られるぐらい。

風穴に向かって降り始める少し手前で、
御鉢の内側に色付いている所もあった。

東側を見ると、
ずっと雲海に隠れて見えなかった黒岳が、
ようやく見えるようになってきた。

御鉢から降り始めるとすぐに陽射しが薄くなり、
曇り空のような感じになってしまう。

もうガスの中かぁ〜 と思ったが、
すぐに陽が射したり、変わり易い感じだった。

この先は急な降りだけど、脚は大丈夫かいなぁ・・・

大船山東斜面の紅葉も
何だか色が薄い感じだねぇ。

光量が少ないせいもあるけど、
色付いている葉が少なかったり、
色付きそのものが薄めな感じだ。

高塚山や前岳の雲海は取れてきた。

斜面が紅葉に覆われるって聞いていたけど、
イメージしていた様子とはだいぶ違う。

脚を痛めたせいで歩行が遅く、後ろから降って
来た人が追い越してどんどん行ってしまった。

周囲が急に緑の景色に変わると、
下を走っている
風穴の登山道が近いことが分かる。

間もなく、谷筋の道の分岐点に出た。

分岐点を風穴の方へ歩いて行くと、
黒岳方面から降りて来た道と合流するが、
そこで休んでいたオジサンは、
朝ソババッケで一緒になった人だった。

すぐ脇に風穴の札があったけど、
この前は見なかったような・・・

風穴からソババッケ方面へ歩く。

勾配はあまり無いものの、
細かいアップダウンが意外と多く、
岩場も結構多いので、ちょっと疲れる。

奥ゼリを過ぎ、ソババッケが近づくと、
少しは道も穏やかになるねぇ。

途中で一緒になった人が、
今年の紅葉は駄目だけど
昨年はかなり綺麗だったと言われていた。

大戸越への 3 分岐点を過ぎると、
すぐソババッケに着いた。

休憩しながら、雲に隠れてしまった太陽が
顔を出して斜面が明るくなるのを待つ。

とりあえず、あと 1 時間ぐらいで下山だ〜

ソババッケから先は勾配も緩いし、
時間も長くないから楽かと思っていたけど、
脚を痛めている為、やはりちと時間がかかる。

かくし水の所には、登山者ではなく
一般の方が、水汲み? に来ていた。

朝はガスの中でやや幻想的な雰囲気も
あったけど、今は陽も射し込んでいて、
ちょっと清々しい感じの森林浴だ。

森の中に射し込む陽射しは良いねぇ〜♪

上の写真の分岐からロープ沿いに
歩いて来ると、登山口近くの沢に到着。

朝は真っ直ぐ山の方へ来たので、
今度は橋の所から湧水の方へ
行ってみることにする。

少し歩くと、男池の湧水があった。

先客が水を飲まれていて、
ちょっと味が他所と違うと言われていたので、
自分も少し飲んでみたけど、
味についてはよく分からなかった。

湧水の手前に滝の案内板があったので、
ちょっと行ってみたら、広場のような場所があり、
どうやらもう一つの登山口のようだ。

ふと見ると、ヤマケイの九州百名山帳の
黒岳の紹介ページに出ている
特徴のある岩と木を発見!  ここなんだぁ〜

地図を見ると、どうやら今見つけた
登山口の方が本来の道らしく、
地図上の線はさっきの道みたいだ。

男池ノ滝の案内が出ていたので、
折角だからと歩いてみたけど、途中で 500 m
という看板が・・・   まだそんなにあるのか。

脚が痛いのに、滝の手前で
階段の大きなアップダウンが〜 ( >_< )

階段を降りるとすぐに滝があり、
滝のすぐ上はどうやら道路のようだ。

男池ノ滝のすぐ下を歩道が通っているので、
写真は撮り易いけど、水飛沫が結構飛んでくる。

でもフィルタに水飛沫が付いたおかげで、
ソフトフィルターのような効果が少し出た。

滝のすぐ上の車道を歩いて戻る。

結構長いのかなと思っていたけど、
意外とたいしたことなく、
駐車場に戻ることが出来た。

時間はちょうど 16 時頃、
朝のように駐車場はガラガラだった。

男池を後にして長者原へ戻る途中、
長者原のすぐ手前で、
三俣山が西陽に照らされて綺麗だったので、
車を降りて道路の中央から写真を撮ってみる。

平日の夕方なので道路は空いている。  笑

長者原で湿原や三俣山の写真を撮った後、
帰りの大観望の先のミルクロード付近で
ちょうど夕陽が沈むところが見られた。

九州で夕陽を見ると、大きく見えるのが不思議。
( 画像はそうでもないけど、肉眼だとデカく見える )

この日は阿蘇を過ぎて、西陽が沈んで見えなくなるまで、
ずっと雲の無い綺麗な夕焼けの西の空だった。

どうやら今年の紅葉はイマイチらしかったけど、
雲海と青空の良いお天気の下で山頂に立てたので良かった。

しかし、転んで脚を痛めたのはちょっと問題だったと思う。
山中での怪我は極力避けないと、危ない状況に繋がってしまう。

その後数日は、普通に歩くことが出来なくて、少しビッコを引いたような
歩き方をしていたけど、痛みがだいぶ取れてきて、
日常生活の中で普通に歩けるようになったのは、 10 日ぐらいしてからだった。

もうすぐ 11 月、気候はまだ良い時期だけど、
陽が短くなってくるし、脚の回復はもう少し期間がかかりそうだから、
今年の山歩きはもう軽めのやつだけにするかなぁ〜

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