2008/06

北アルプス

燕岳

まろやか企画では珍しい、高い山への泊り企画だ。
といっても、半分有志によるといった感じの、まあ行ける人の限られた内容の山歩き。
純粋にハイカーレベルの人にはちょっとだけ敷居が高い感じがあるので、
その分人数も多くならずに、アルプスクラスの登山にはちょうど良い規模になった。

実際には合戦尾根を往復するだけなので、殆ど問題はないのだけど、
高尾山に毛の生えた程度の認識で来るところではないので、
やっぱり来れる人が制約されるけど、それは山では当然のこと。
無難そうな顔ぶれでちょうど良さそうだ。

06/21 (土)  八王子駅 → 中央道 → 中房登山口 → 合戦尾根 → 燕山荘泊
06/22 (日)  燕山荘 → 合戦尾根 → 中房登山口 → 中央道 → 調布

前夜、 23 時にJR八王子駅に集合だったが、集合場所がはっきりしておらず、
合流にちょっとだけ手間取り、 23:20 頃に皆さんで出発。
とりあえず東京は雨が降っていないけど、週末の甲信地方は降水確率 80 %以上・・・
あまり期待はできそうにないねぇ。

06月 21日 (土)     曇り

中央道の主要 SA で休憩を入れながら、諏訪湖 SA にてようやく燕岳へ行くことが決定する。
既に時刻は 3 時台だった為、さすがに眠気が襲ってきて、車中でしばらく仮眠。
5 時を過ぎてから、改めて燕岳へ向けて出発した。

駐車場に着いた頃は、微妙に雨が降っていたが、
中房登山口で準備をしていると、なにやら空が明るいぞ〜

雲の隙間から若干の光も漏れてくるし、
薄らと空も青みかがっているし、
もしかして稜線は・・・ ( 望 )

6 時半前に出発し、
少し降りもしながら歩いて行くと、
最初の休憩ポイントである
第一ベンチに到着する。

第一ベンチを後にすると、
まともな急登の登りが始まる。

周囲はガスが濃くて、
幻想的な雰囲気だ。

第二ベンチまでは長くないので、
わりと楽に到着する。

空はガスに包まれていて、
さっきの青空はどうしたのかな・・・

幻想的な森林歩きだねぇ〜

う〜ん、なんか良い雰囲気♪

第三ベンチに到着。

第三ベンチなんてあったっけ・・・?
地図に載ってないぞ。
( 地図が古いのかな? )

合戦尾根は北アルプスの三大急登、
急勾配の登り坂が、まだまだ続くよ〜

階段や岩場もたくさん出てくるけど、
足がかりはきちんとあるので、
特に危険ということはない。

富士見ベンチに到着〜〜
急勾配が続く合戦小屋までの
最後の休憩ポイント。

ゴツゴツした岩場。

合戦小屋は近いぞ〜

雪渓の登場〜〜

やっぱり 6 月なだけあって、
雪が残っているねえ〜

合戦小屋に到着。

ここまで来れば、
急勾配は基本的に終了。

雨が降っていないので、
外のテーブルで休憩できた。

夏の時期は、
ここで名物のスイカを売っている。

徐々に雪渓歩きの部分が
増えてくるが、
勾配が緩ければ殆ど問題無し。

雪渓歩きの場合、
勾配が緩ければキックステップで、
それで厳しいようなら
軽アイゼンを装着する。

合戦沢ノ頭に到着。

この辺まで来ると、天気が良ければ
わりと景色も良いんだけどねえ。

この辺は、まるで冬山みたいな雰囲気だ。

小屋の方々などのおかげで、
整備がされており、
ステップが切ってあった。

燕山荘に到着後、
私はお昼寝、皆さんは燕岳へ。

その後、お決まりの宴会が始まる。

土曜とはいえ、 6 月だし天気も良くないせいか、
宿泊客が少なく、皆一回目の食事で OK 。

夏の方が、食事内容が充実しているようだ。

相変わらず、燕山荘は綺麗な小屋だねえ〜

収容人数は 600 人ぐらいは大丈夫。

玄関ホールも、混んでなくて良い。

夏の時期は人がいっぱいで、
結構混んでいる。

06月 22日 (日)     曇り 時々 雨

目が覚めると明るかったので、
窓を開けて外を眺めてみる。

お〜、今日は山々が見えるじゃないか〜
でも小雨が降っているなぁ・・・

玄関の外に出て東の空を眺めると、
雲海は広がっているものの、
上空にも雲が広がっている。

やっぱり良い天気は期待できなさそうだ。

燕山荘の玄関前の広場。

燕岳と大きな道標をセットにした絵は
まあ定番といった感じか・・・

燕岳は花崗岩の白い砂が特徴。

形も綺麗な三角形をしていて
なかなか格好良いと思う。

青空だと、白と緑が
更に引き立つんだけどね〜

左奥は裏銀座から立山への山並み。

燕山荘から南西方向を見ると、
裏銀座や槍ヶ岳、笠ヶ岳が見える。

まだまだ雪が多いねえ〜


でかい道標はやっぱり記念撮影のスポットになり易い。

燕岳はやっぱりキリッとした感じがして、格好良いと思う。
三角形の形が綺麗だねぇ・・・     青空が欲しい。

燕山荘の朝食。

夏や秋の時期の方が
内容が充実している気がする。
この時期はまだ客が少ないからかな?

燕岳の中腹から燕山荘を振り返る。

常念山脈の雪と緑が綺麗なので、
やっぱり青空があると引き立つ。
惜しいねぇ・・・

燕山荘から燕岳の往復は、
荷物を置いて行けるので
身軽でとっても楽〜♪

燕山荘から南へ向かう稜線。

中央の大天井岳から右奥の
槍ヶ岳へ向かうのが、表銀座ルート。
晴天の時なら結構快適なルートだ。

登山者の憧れの的、槍穂高連峰。

北アルプスのどこの山にいても、
やっぱり槍ヶ岳は目立つよねえ〜〜

燕岳の山頂は 10 人もいると一杯になってしまうぐらいに狭いが、
広角の強いレンズがあると、十分全体を入れて撮影できてしまう。

山腹には、穴の空いた大きな岩やイルカのように見える岩など
結構独特の変わった岩を見ることができて面白い。

この岩、本当にイルカみたいだ。 ( 笑 )

槍ヶ岳といっしょに撮ってみた。

雪の上でテントを
張っているチームもいた。

燕山荘はヨーロッパ
アルプス風の感じだね。

曇りとはいえ、山並みの景色が
見れて、良かったよねえ〜

昨日はガスで
何も見えなかったからね。

下山前に、燕山荘の
玄関前で記念撮影。

左奥に常念岳、中央に大天井岳、
右奥が槍ヶ岳。 槍ヶ岳までが表銀座。

登山中日を稜線歩きに設定して
天気が良いと、終日眺めの良い
山歩きを満喫できる。

夏道が雪で埋まっている為、この時期は
燕山荘の裏手に出てくるルートだった。

さあこれから、雲海の中へと下山だ。

天気が良ければ、
わりと下の方から燕山荘が見える。

しばらくは
まだ雪渓の中を降る。

滑らないように気を付けよう。

アイゼンが無い時は、
踵から入るキックステップで。

雪渓でも勾配が無ければ、
結構楽だ。

合戦沢ノ頭。

ちょっと小雨が降り出した。
もう少しで樹林帯なのにねぇ・・・

合戦小屋で少しだけ
雨宿りして、すぐに出発。

急勾配の降りが始まる。

富士見ベンチ。

今日もここでは景色が見えず・・・

丸太や梯子、岩場などの
急な降りがひたすら続くよ。

周囲がだいぶ緑に
覆われてきた。

ガスに包まれると
ちょっと幻想的・・・

第二ベンチ。

もう雨は降らなそうだけど、
レインスーツ脱ぐか脱ぐまいか・・・

結局、脱がずに出発。

第一ベンチまで降りてくると
付近はすっかり新緑。

陽が射していると
眩しくて綺麗かもしれないね。

第一ベンチ。

ここまで来たら登山口はもう近いので、
レインスーツを脱ぐことに。

ようやく登山口が見えてきた。

よかったね〜、無事に降りて来て。

下山完了〜〜〜♪
お疲れ様でした。

本降りの雨に当たらなくて良かったよ。

帰りに偶然見つけた温泉施設に寄ったけど、
やっぱり登山の後は泡ものが欲しい。
石鹸しかなかったり、電気が点いてなかったりと、
他にもいろいろ、え−っ!!  ということが・・・

穂高温泉郷付近は蕎麦屋が多いので、蕎麦を食べた後、中央道で一路東京へ。
中央道では結構雨が降っていたが、車の曇り止めが効かなくてちょっと焦った。
冷暖房も効いていないようで、こりゃ〜また車屋さんで点検だなぁ・・・

帰りの時間がわりと遅めになったおかげで、八王子手前の渋滞も解消し、
私たちが都心へ近づく頃には、スムーズに車が流れていた。

燕岳へ出かける 3 日ほど前に、木曽御嶽山へ登っていたせいか、
今回は降りてきて数日たっても、全然筋肉痛が発生しなかった。

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