07/27 (金) 中央道 → 扇沢 → アルペンルート → 室堂 → 雷鳥坂 → 剣山荘泊
07/28 (土) 剣山荘 → 剱岳 → 剣沢キャンプ場 → 別山 → 雷鳥坂 → 雷鳥沢ヒュッテ泊
07/29 (日) 雷鳥沢ヒュッテ → ミドリガ池 → 一ノ越 → 浄土山 → 室堂 → 三鷹 → 千葉
毎回計画時に考えはするものの、料金の高さでいつも断念していた黒部アルペンルート。
しかし今回は剱岳に行くことになり、ついに来てしまった。 お天気は上々〜♪
信州側の扇沢から終点の室堂まで、四つの交通機関を乗り継いで登って行く。
中でもロープウェイは長い距離を支柱無しの一本で吊っているという優れものだ。
室堂周辺は散策できるよう整備してあり、交通機関で来れる為に、観光客も多い。
ミクリガ池や地獄谷もそれなりに人が多かった。
地獄谷はさすがに硫黄の臭いが強いねえ〜〜
でも不思議なことに、ある境界線を境にして、岩肌の場所と緑豊富な場所が
くっきり分かれているのは何故? お手入れでもしているのだろうか?
地獄谷を過ぎて少し行くと雷鳥沢のテント場。
山の中という感じはするが、室堂から近い為、
一般人でも楽に来ることが出来るねぇ〜
今日は剣山荘までなので、
まともな登りは雷鳥坂だけ。
時間はわりと余裕があるのでゆっくり登る。
雷鳥坂を登りきると剣御前小屋があり、
ちょっと休憩した後、剣山荘までは下り坂。
お花も咲いている場所が多かったけど、
場所によっては残雪だらけの所もあった。
そのうち、向こうに剣沢のテント場が見えてくるが、
私たちは中腹のルートを剣山荘へと歩く。
剣山荘にはお風呂があった。
( 自分は入らなかったけど )
今日はいよいよ剱岳に登頂だ。
お天気はかなり良い感じで晴れてきているようで Good〜!
今日登るルートは一般ルートなので
危険な箇所は少ないが、
見上げると結構迫力がある。
途中、鎖場もあるがたいしたことなく通過し、
一服剱や前剱などで写真を撮る。
雷鳥も見ることができた〜♪ ( ^O^ )/
カニのタテバイは登り専用ルート。 ( 写真左 )
カニのヨコバイは降り専用ルート。 ( 写真中央 )
南側には、素晴らしい北アルプスの山々の景色が広がる。 ( 写真右 )
ところが、山頂まで20分ぐらいの所からガスに巻かれ始め、登頂時にはすっかりガスの中。
上空には少し青空も顔を見せているが、周辺の景色は何も見えん・・・・・ ( >_< )
折角の山頂なのに、写真が撮れんじゃないか−!!
とりあえず山頂の祠の前で記念撮影。
剱岳の山頂からは
是非とも景色が見たかったんだけどねぇ。
剱岳 山頂 2998 m
現在は再測量にて、標高は 2999 m
降り始めてしばらく歩き、再び20分ぐらい
来た頃に後ろを振り返ると、なんと山頂は
綺麗にガスが取れているじゃないか・・・
( ふざけるな!! )
剣山荘まで降りた頃には、
だいぶガスが増えていた。
剱沢のテント場を抜けて別山へと向かう。
ここの登りは結構急斜面で疲れるねぇ・・・
別山から眺める剱岳は絶景らしいけど、
やっぱりガスで何も見えんじゃないかぁ〜
昨日来た雷鳥坂を降り、雷鳥沢のテント場を抜けると、雷鳥沢ヒュッテは目の前。
今日はここで終わり。 この辺の宿はお風呂があるので、非常に助かる。
3日目は帰るだけなので、一ノ越から浄土山を周って室堂に戻る。
一ノ越までは道が整備され、また近いこともあって、
完全にただの観光ルートと化しており、観光客ばっかだ。
一ノ越で小屋の裏手に行くと、裏銀座方面や後立山方面が綺麗に見えた。
多くの人はここから雄山の方へ行くので、浄土山への道に入ると人の数は激減する。
浄土山の山頂はのっぺらの広場って感じで、富山大学の立山研究所がある。
少し奥の方へ行くと、北アルプス南部の山々までが綺麗に見渡せ、かなり感動ものの光景だ。
画像では分かりにくいかもしれないが、深田百名山が8座も写っている。 ( 写真上左 )
左から 槍ヶ岳、穂高連峰、水晶岳、乗鞍岳、御岳、笠ヶ岳、黒部五郎岳、薬師岳。
左手の方は龍王岳に隠れて見えないが、
龍王岳に登ればこれまた後立山の凄い景色が見られただろう。
龍王岳は近いから10分ぐらいで登れたかもしれんが・・・ 面倒だった。( 笑 )
北側には剱立山連峰が綺麗な姿を見せている。 ( 写真上右 )
( う〜ん、剱岳の山頂が綺麗に見えているのがちょっと複雑・・・ 昨日のガスが憎たらしい− )
ここから室堂までの降りでは、足場が悪く急勾配の箇所もあり、観光気分で来た人たちに
とっては結構大変な感じもする。 登って来た人たちは皆さん息切れしていたねえ〜
アルペンルートを降る時もお天気は良く、黒部湖や後立山連峰が綺麗に見えていた。
針ノ木岳やスバリ岳などから黒部湖までの斜面はかなり急だねぇ。
黒部ダムでは観光客の為に放水を行っていたが、時折り綺麗な虹が現れていた。