2011/08

大分

由布岳

久しぶりに HP の山歩き記録のページをいじっていたら、
もう 3 ヶ月も山歩きをしていないなぁと思い、どっか行けないかと検討。

幸いしばらくは晴天ベースの天候が続くみたいだし、
明日から平日となるので、人も少ないだろうから、ちょうど良さそうだ。

2011年 08月 29日  ( 日曜日 )
熊本 → 阿蘇 → くじゅう → 湯布院 → 由布登山口

2011年 08月 30日  ( 月曜日 )
由布登山口 → 合野越 → 西峰 → 御鉢巡り → 東峰 → 合野越 → 由布登山口

08月 29日 (日)     晴れ

夕方までに、おぼろげながら由布岳か涌蓋山か・・・  などと思いながら、
最近ではすっかり超手抜きな用意を済ませて、晩御飯が終わった。

しばらくしたら出かけようかなぁ〜 と、何となく考えていたら、
以前仕事で一緒になった山好きの U さんから、突然電話があり、
北アルプスに行きたいとか、大崩山にも行きたいなどという話で、
久しぶりに山歩きの話が出来る人と会話出来て楽しかった♪

21:45 頃に出発して、いつものようにミルクロードからやまなみハイウェイへと向かう。

しかしミルクロードから先は殆ど車が走っていないから、かなりの高速走行。
見上げると、上空にはたくさんの星が煌めいていて、とっても天気は良いみたいだ。

今夜は大観望へは寄らずに、ひたすら瀬ノ本高原目指して進み、
その後、くじゅうの山域を抜けて、長者原から先は初めて走った。

水分峠から湯布院の街に入り、道の駅へ寄り道した後、ローソンで食糧を買い込む。

湯布院の街を外れて山道へ入り、しばらく走ると、
由布岳の南側登山道入り口の駐車場に到着。   時間は 0:30 少し前ぐらい。

車が多くて置けなかったら困るなぁ・・・  と少し思っていたものの、
そんな心配は無用で、車は 1 台しか止まってなかった。 ( ^_^; )

九州では早朝から出かけてアプローチしてくるケースが多いみたいなので、
前夜のうちに到着するのなら、殆ど心配は要らない感じだねぇ〜

しばらく外でたくさんの星を眺めた後、車内で寝ることに。
発泡酒を飲んだけど、寝付きが悪くて何だか眠れん〜〜!!
( この車は車内で寝るには、体勢が良くないことも大きな要因だ )

08月 30日 (月)     快晴

目が覚めて外を見ると、薄らと明るい感じになっている。

時間を見ると 5 時半頃で、通常なら用意を始めてなるべく早く出発するんだけど、
今朝は陽が登ってから、由布岳全体の写真を撮りに移動するつもりだったから、
しばらくは外に出て由布岳を眺めたりしながら、ゆったりと過ごしてみる。

トイレの前では水が出ているけど
蜂が集まっていて、ちょっとイマイチ・・・

登山道の入り口の所から
駐車場を眺めると、こんな感じ。

夜中にいた 1 台の車はいなくなっていた。

駐車場より東の方から
眺めてみるとこんな感じ。

まあ 20 台ぐらいは駐車できそうだねぇ。

いなくなっていた 1 台の車が戻って来ていた。

駐車場から北側の由布岳を眺めると、
ボチボチ東側から朝日が当たり始めている。
やっぱり天気は良さそうだ〜 ( ^o^ )

道路を挟んだ反対側、
正面の林の中には有料駐車場がある。

由布岳を眺めていたら、戻って来た車の方から
コーヒーのお誘いを頂いたので、しばらく朝食&雑談。

昨日由布岳へ登られて、御鉢巡り&日向岳、
今日はこの後鶴見岳へ行かれる予定とのこと。
北アルプスの話も楽しかったねぇ〜♪

朝食が一段落して陽も登ってきたので、
由布岳の撮影スポットになっている
手前側の中腹へ車で移動してみた。

車を降りて少しだけ歩くけど、
由布岳と手前の景観を捉えるには良いね〜

西側に広がる湯布院の街にも
朝日が当たっていて、綺麗に見えていた。

自分のいる場所は丘の西側斜面なので、
まだ朝日が当たってなくて日陰。

しばらく撮影した後、下の駐車場に戻り、
準備を整えてから、登山に出発する。
時間は少し遅めで、 7 時半頃。

小学生のいる家族連れも、さっき撮影に
出かける時に由布岳へ出発していた。

道路から少し入ると、
由布岳全体の姿がすぐに目に飛び込んでくる。

斜面下の樹林帯までは、
広々とした穏やかな草原歩き。

左前方にはマッタリとした
草原の山が見えている。

たぶん、飯森ヶ城だろうねぇ〜

しばらくすると、
日向岳へ行く道との分岐点に着く。

帰りは日向岳の方から降りて来るのかなぁ
などと思いながら、とりあえず登りは正面の
ルートからということで、左側へ入って行く。

樹林帯の中は、暑くなくて良い。

しばらく登ってみるが、
勾配はそうきつくなさそうだ。

登山道はわりと広めだけど、
石が沢山ゴロゴロしているので、
歩き易い感じではない。

たまにこの辺みたいに、
平坦で歩き易い箇所も出てくる。

合野越に到着。

開けた場所かと思ってたら、そうでもない感じ。
広さはそれなりだけどねぇ。

二人の方が休憩中だった。

この先も樹林帯の中なので、
暑さはたいしたことないけど、
久しぶりの山歩きと睡眠不足のせいか、
何だかちょっと疲れた感じがする・・・

3 ヶ月も間を開けたらアカンねぇ。

歩き易い道になった辺りで、
ガスがかかったようで、
陽射しが弱くなった。

あれ・・・
今日は快晴じゃないのか?

ジグザグした道を登って来ると、
途中から樹林帯が終わり、
展望が開けるようになってきた。

景色が見える方が良いけど、
樹林帯の方が暑くない・・・ ( ^_^; )

飯盛ヶ城もだいぶ下になった。

右の街が湯布院。

駐車場で見かけた親子連れがいたので、
先に行かせてもらった。

木々の間から山頂が見える時があるが、
上の方にはガスがかかり始めたようで、
次々と東側からガスが流れ込んでいる。

えぇ〜〜、 もしかして今日曇り・・・?

悩んでも仕方ないので、
とりあえず、上を目指して進む。

今日は時間や標高は
全然気にしないで、淡々と登る。

南側を眺めると、
何と上空がガスで覆われてしまい、
遠景が見えなくなってしまった。

うそぉ〜〜、曇りかよぉ・・・ ( >_< )

この後も、山頂にはガスが
かかったり取れたりと、
何とも不安定な状況だ。

しかし、しばらく登っていると、
上空が青空になっているのが見えた。

う〜ん、やっぱり青空だよねぇ〜♪♪

どうやらさっき覆っていたガスが
薄くなってきたようで、何か良い感じ。

もしかすると、だんだん薄くなって
このまま取れていって晴れてくるのかな・・・

ジグザグの道が終わり、
ちょっと勾配が急な
直登ルートに変わってきた。

振り返ると、ガスはだいぶ取れて、
上空は殆ど快晴って感じになっていた。

すぐ上の方には、道標が立っていて
東峰と西峰の分岐点 ( マタエ ) だった。

人の姿は全く見えず、
予定通りに西峰へ進むことに。


少し歩くとすぐに鎖場があり、とりあえず三脚伸ばしたまま登ってみる。 ( 写真左 )

しかし 3 箇所目ぐらいの鎖場に出た時、これは三脚持ちのままでは難しいと判断し、
三脚を収納してから、岩場の基本に従って三点支持の登りに変更。

更に細めのルートを、鎖に沿って真ん中を真っ直ぐ登って行く。 ( 写真右 )

中腹辺りから東側を眺めると、
東峰がよく見える。

向こうの登りは楽みたいだ。

鎖場を登って行くと、コースが折り返しとなり、
新しい鎖が設置されている。

がしかし・・・  え−っ、ここを行くのか?

写真真ん中から登って来て、折り返すように、
今度は写真右上の方へ、岩肌に這い蹲るように進むのだ。

北アルプス剱岳のカニの横這いのような感じ。
久しぶりにちょっとだけスリリングな感じを味わった。

この後、少し登って行くと、
山頂に到着〜♪♪♪

誰もいないし、
しばらく休憩だ〜 (^o^)丿

南西方向を背にして記念写真。

由布岳 山頂
西峰 1584 m

こちらの背景は北西方向。

しばらくゆっくりしていたら、
さっきの家族連れが登ってきた。

小学生でもあの鎖場を登って来たんだねぇ〜

西側の景色。

家族連れの方たちは、久留米から高速道路を、
利用された為、かなり早かったそうだけど、
熊本から高速道路だと、結構遠回り・・・

下に見えるのは湯布院の街。

今日は眺めが素晴らしくて良いねぇ〜

左側の山が、
後で行く予定の東峰。

東峰には鎖場が無いらしいので、
それで初級者は東峰って
本に書いてあるんだろうね〜

それにしても、西峰から東峰へ
時計回りに歩くと御鉢巡りとなっているけど、
一体どこが御鉢巡りなんだ・・・?

茂みっぽい感じだし、
そもそも一度大きく降ってるじゃないか〜

富士山の御鉢巡りのような
稜線歩きをイメージしていると、
裏切られてしまうねぇ。

背景は北東方向。
右側の山は、伽藍岳じゃないかな・・・

ちと面倒な感じもしていたので、
御鉢巡りはどうしようかなぁと思っていたものの、
家族連れも御鉢巡りされるそうだったので、
行くことに決めて、先に出発。

出だしから、半分薮漕ぎみたいな感じじゃないか〜

しばらく茂みっぽい所を降りて行くと、
すぐに開けた感じの道になり、
どんどん高度を下げながら、降って行く。

だいぶ降りて来た辺りから御鉢を眺める。
右端の山が東峰。

すぐ先の一山の所では、ちょっと難儀するらしい。
西峰から見ていた時、通過している人がいたけど、
結構スピードが遅くて手間取っていたみたいだった。

鞍部付近から後ろを振り返ると、
西峰から降りて来ている
家族連れが見えた。

岩場がゴロゴロしているだけでなく、
両側から木の枝なども沢山出っ張っていて正直ウザい。

それに、兎に角暑くてしょうがない!!!

汗が止まらん・・・ ( >_< )

内心、面倒な所に来たなぁと思ってしまう。

なんじゃ、こりゃ・・・

規模は大きくないけど、
何だか面倒そうな所やなぁと思う。

涼しい気候の時なら、
ちょっと楽しいかもしれないけどねぇ。

先ほどの面倒な場所を通過してから、後ろを振り返る。

先ほどの面倒な場所、降っても登っても先に進めず、
珍しくちょっと立ち往生してしまった。

ここはどうやって進むのだろうと
考え込んでしまうなんて、何年振りだろう・・・

降ると垂直に近い岩が高過ぎて登れないし、岩を登ると今度は
越えた先で足の着き場が無さそうで困ってしまったのだ。

結局上から越えたのだけど、
やっぱり苦労して時間がかかってしまった。

後から来た家族連れや他の人たちも、
ちょっと手古摺っているようだった。

ゴロゴロした岩場と
半分藪漕ぎ的な道を再び登り返して、
ようやく少し開けた感じの場所に出た。

東側には鶴見岳がよく見えるね〜

鶴見岳は RW があるので、
一般の人でも楽に登れるらしい。

東側を眺めると、
画像では薄くて分かり難いけど、
鶴見岳の向こうに別府湾が見えている。

大分県の端の方まで
来てるんだねぇ。

南西方向を見ると、
東峰がだいぶ近くなった。

さ〜てもう少し、
暑いけど頑張ろう〜!!

東峰に到着した時は、
3 〜 4 人ぐらいの登山者がいた。

しばらくしたら、後ろから来ていた
家族連れも無事に到着された。

南側の景色。

中央下に駐車場が見える。

南東側の景色。

こちらには、
山の名前が書いてある
石盤のようなものがあった。

何やら昆虫が・・・

近づいてもなかなか逃げないので
しばらくカメラを向けていたが、
とうとうこっちを向いてくれなかった。

暑いので湯沸かしをどうしようかと思っていたけど、
家族連れが湯を沸かし始めたので、
私も湯を沸かしてα米を食べることにした。

涼しい秋の方が美味そうだけどねぇ・・・

ところが、α米を開封した後に、
そのゴミを処理していたら、
なんと米が地面に毀れてしまったぁ〜!!

何とした不注意・・・  ショックぅぅぅ〜 ( -_-; )

ということで、
別のわかめごはんを使うことに。

α米はちょっと時間がかかるので、
その間にカップラーメンを食べる。

東峰の山頂は西峰の山頂に比べると、
岩場が多い感じ。

休憩出来る場所としての広さは
同じぐらいかなぁと思う。

向こうに見えるのが、
朝登っていた西峰の山頂。

西峰から御鉢巡りを
降って行く部分。

御鉢巡りの鞍部付近。

あんな面倒な道、
よく来たなぁと思うよ、全く・・・

東峰までの最後の部分。

左側から登り詰めてきた辺りが、
東登山道との合流地点だったらしいが、
全然気付かなかったねぇ。

由布岳 山頂 東峰  1584 m

家族連れの方に一眼レフで
シャッターを切って貰ったら、
光偏光フィルターのせいだろう、
綺麗だなぁ〜 と言われていた。

その後、ついでに
岩場の方でも写真を撮って貰った。

ちょっと離れていたので、
セルフタイマーでは間に合わなそうで・・・


一眼レフのフィルム、最後の一枚。 ( 写真上 )
やはり 35 mm 換算の 24 mm は広くて良いねぇ〜♪

結構長く休んでいるうちに皆さん下山されて行き、
とうとう最後に私だけになってしまった。
お昼頃には下山してようと思ってたけど、
あまりに天気が良いので長居してしまった〜

当初日向岳経由の下山を考えていたけど、
少しとはいえ御鉢を戻るのが面倒なのと、
やや疲れ気味だったこともあって、
朝の道を再び降りることにして下山開始。

朝登って行った、マタエから西峰までの全容。

東峰からの降りを歩いてみると、
確かに危険な所は無いから、初級者でも問題無いね〜

もう 13 時を回った頃だけど、
超軽装で登って来る家族連れもいる。
登山者というレベルの格好じゃないねぇ、あれは・・・

マタエに近い付近まで降りて来てから
西峰側を改めて眺めてみると、やっぱりゴツゴツだ。

マタエを後にして、しばらく降りて行くと、
ジグザグの登山道となるが、兎に角暑い!!

南斜面で樹林が無いから、
直射日光を諸に受けてしまう〜〜

ジグザグ道の途中から上を見上げると、
山頂が見えるけど、雲一つ無い快晴だ。

どうやら今日は夕立は無さそうだね〜
朝はガスがかかって心配したのに。 ( ^_^; )

樹林帯に入るまで
結構時間がかかってしまい、
かなり暑さが堪えた。

やっぱり木陰はだいぶマシ。
ちょっと風が吹くと、かなり涼しい〜♪♪

降るだけで大したことのないコース区間の割には、
えらく疲れた感じがして、なかなか時間も長く感じる。

それに木陰とはいっても、風が無いとやはりそれなりに暑い。

途中でおばさんたちが座っていらしたので、
単なる休憩かと思ったら、一人の方の足をケアしていらした。
大丈夫なんだろうかねぇ・・・

そのうち下の方で子供の声がしたような気がするが、
降りてもなかなか姿は見えてこない。

ようやく合野越に到着すると、
上で一緒だった家族連れが休憩中だった。

ちょっと疲れ気味だったものの、
日陰の良い場所が無さそうだったので、
私は休まずにそのまま降る。

途中の歩き易い道付近まで来た時に、
何やら左足の親指に圧迫されている
痛みを感じ始めて、その後結構辛くなってしまった。

日本アルプスの時に使っていた靴を
今日は久しぶりに履いているんだけど何でだろう?
以前はこんなことはなかったのにねぇ・・・

ようやく日向岳との分岐点まで降りて来たけど、
結構指先が痛くて、最後の方は辛かった。

ちょっと当たってて痛いなぁぐらいでは
ない感じなので、何だか少し嫌な予感もする・・・

最後の緩やかな草原を降る。

振り返ると、もう 15 時を回っているのに、
本当にガスの無い良いお天気だ。

由布岳がポッと一息
ついているようにも見える。

ようやく駐車場が目の前に見えてきた。

お昼頃には下山するぐらいのつもりで
来たんだけど、快晴のお天気につられて
今日はだいぶ長く居てしまった。

折角今日は夕方になっても
由布岳が綺麗に見えているので、
朝と同じように、全容を撮りに行ってみよう。

対面側の中腹を登るのはこの道だけど、
上の方でないと、 U ターンが出来ない。


朝と違って陰影は無いけど、やっぱり綺麗だねぇ〜
7 月頃ならもっと緑が濃くて美しかったかも・・・

撮影した後は、温泉に入る為に
降りてすぐの所にある、ホテル七色の風へ。

平日のせいか、かなり空いている雰囲気。

お風呂に入ってみると、
4 〜 5 人ぐらいしかいなくてガラ空き〜

由布岳は内湯からも露天からも
綺麗に見えた。

ホテルを出た後、ガソリンスタンドとローソンに寄り道。

くじゅうまで近道をしてみるか、来た道をそのまま帰るか考えたけど、
ちょっと疲れ気味だったので、今日はおとなしく来た道を帰ることに。

やまなみハイウェイを走ってくじゅう方面へ向かうと、
平日のせいか車は少なく、ガンガン走って行ける。

くじゅうの山並みが綺麗に見えたので、
朝日台の休息所に寄り道して、
写真を撮ってみる。

来る時はいつも夜なので景色が分からないけど、
長閑で良い景色が広がっているんだね〜

くじゅうを抜ける時、くじゅうの山々も綺麗に見ることが出来た。

瀬ノ本高原から阿蘇の北側にかけて、牧草地の風景が美しい。
本当にこの辺は良いドライブコースだねぇ〜〜♪♪

ミルクロードからの阿蘇の町並みもなかなか綺麗で、
帰りは大観望に寄り道したり、道路の途中で写真撮ったりしながら、
まだ明るい 19 時過ぎ頃に帰宅出来た。

久しぶりに快晴の下で山歩きが出来て良かったけど、
3 ヶ月振りに歩いたら、体力の低下が酷い・・・ ( >_< )
足の指先をちょっと痛めた ( 内出血 ) のが何だか心配だ。

もしかして、あの靴はもう引退させて、
最近使っている新しい靴に全面的に切り替える時なんだろうか?
愛着があるから、それはそれでちょっと悲しいけど・・・

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